第3章 サポート用の診断情報の収集


サポートケースを開くときは、クラスターに関するデバッグ情報を Red Hat サポートチームに提供する必要があります。must-gather ツールを使用して、プロジェクトレベルのリソース、クラスターレベルのリソース、および Red Hat OpenShift GitOps コンポーネントの診断情報を収集できます。 

注記

迅速なサポートが必要な場合は、OpenShift Container Platform と Red Hat OpenShift GitOps の両方の診断情報を提供してください。

3.1. must-gather ツールについて

oc adm must-gather CLI コマンドは、以下のような問題のデバッグに必要となる可能性のあるクラスターからの情報を収集します。

  • リソース定義
  • サービスログ

デフォルトで、oc adm must-gather コマンドはデフォルトのプラグインイメージを使用し、./must-gather.local に書き込みを行います。

または、以下のセクションで説明されているように、適切な引数を指定してコマンドを実行すると、特定の情報を収集できます。

  • 1 つ以上の特定の機能に関連するデータを収集するには、以下のセクションに示すように、イメージと共に --image 引数を使用します。

    コマンドの例

    $ oc adm must-gather --image=registry.redhat.io/openshift-gitops-1/must-gather-rhel8:v1.16.0

  • 監査ログを収集するには、以下のセクションで説明されているように -- /usr/bin/gather_audit_logs 引数を使用します。

    コマンドの例

    $ oc adm must-gather -- /usr/bin/gather_audit_logs

    注記

    ファイルのサイズを小さくするために、監査ログはデフォルトの情報セットの一部として収集されません。

oc adm must-gather を実行すると、ランダムな名前を持つ新規 Pod がクラスターの新規プロジェクトに作成されます。データは Pod で収集され、must-gather.local で始まる新規ディレクトリーに保存されます。このディレクトリーは、現行の作業ディレクトリーに作成されます。

サンプル Pod

NAMESPACE                      NAME                 READY   STATUS      RESTARTS      AGE
...
openshift-must-gather-5drcj    must-gather-bklx4    2/2     Running     0             72s
openshift-must-gather-5drcj    must-gather-s8sdh    2/2     Running     0             72s
...

任意で、--run-namespace オプションを使用して、特定の namespace で oc adm must-gather コマンドを実行できます。

コマンドの例

$ oc adm must-gather --image=registry.redhat.io/openshift-gitops-1/must-gather-rhel8:v1.10.0

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