1.6. リモートヘルスモニタリングについて
Red Hat は、Telemeter Client と Insights Operator を使用して基本情報を記録します。これは通常、OpenShift クラスターではリモートヘルスモニタリングと呼ばれます。リモートヘルスモニタリングに関する OpenShift のドキュメントでは、データ収集が説明されており、オプトアウトの手順も記載されています。トランスクリプトまたはフィードバックの収集を無効にする場合は、リモートヘルスモニタリングをオプトアウトする手順に従う必要があります。詳細は、OpenShift Container Platform ドキュメントの「リモートヘルスモニタリングについて」を参照してください。
1.6.1. トランスクリプトコレクションの概要
デフォルトでは、トランスクリプトは 2 時間ごとに Red Hat に送信されます。フィルタリングおよび編集機能を使用していると、フィルタリングまたは編集されたコンテンツは Red Hat に送信されます。Red Hat は元の編集されていないコンテンツを確認できず、編集はコンテンツがログに記録される前に行われます。
OpenShift Lightspeed は、ユーザーと仮想アシスタントとの会話のすべてのトランスクリプトを一時的に記録して保存します。これには以下の情報が含まれます。
- ユーザーからのクエリー。
- 設定された大規模言語モデル (LLM) プロバイダーに送信される完全なメッセージ。これには、システム手順、参照ドキュメント、およびユーザーの質問が含まれます。
- LLM プロバイダーからの完全な応答。
トランスクリプトはクラスターから生成され、クラスターに関連付けられます。Red Hat は特定の顧客アカウントに特定のクラスターを割り当てることができます。トランスクリプトにはユーザーに関する情報は含まれません。
1.6.2. フィードバックコレクションの概要
OpenShift Lightspeed は、仮想アシスタントインターフェイスのフィードバック機能を使用するユーザーからのフィードバックを収集します。ユーザーがフィードバックを送信すると、フィードバックスコア (賛成または反対)、テキストフィードバック (入力した場合)、ユーザークエリー、および LLM プロバイダーの応答が保存され、トランスクリプトの収集と同じスケジュールで Red Hat に送信されます。フィルタリングおよび編集機能を使用していると、フィルタリングまたは編集されたコンテンツは Red Hat に送信されます。Red Hat は元の編集されていないコンテンツを確認できず、コンテンツがログに記録される前に編集が行われます。
フィードバックは、その発生元のクラスターに関連付けられており、Red Hat は特定のクラスターを特定の顧客アカウントに関連付けることができます。フィードバックには、フィードバックを送信したユーザーに関する情報は含まれず、フィードバックを個々のユーザーに結び付けることはできません。