第2章 Red Hat OpenShift Local のインストール
2.1. 最小システム要件
Red Hat OpenShift Local の最小ハードウェアおよびオペレーティングシステムの要件は以下のとおりです。
2.1.1. ハードウェア要件
Red Hat OpenShift Local は、次のアーキテクチャーでサポートされています。
プリセット | AMD64 | Intel 64 | M1 |
---|---|---|---|
OpenShift Container Platform | はい | はい | はい |
MicroShift | はい | はい | はい |
Podman container runtime | はい | はい | はい |
Red Hat OpenShift Local は、ネストされた仮想化をサポートしていません。
必要なコンテナーランタイムに応じて、Red Hat OpenShift Local には次のシステムリソースが必要です。
2.1.1.1. OpenShift Container Platform の場合
- 物理 CPU コア 4 個
- 空きメモリー 9 GB
- ストレージ領域の 35 GB
2.1.1.2. MicroShift の場合
- 物理 CPU コア 2 個
- 空きメモリー 4 GB
- ストレージ領域の 35 GB
OpenShift Container Platform および MicroShift プリセットを Red Hat OpenShift Local インスタンスで実行するには、これらの最小限のリソースが必要です。一部のワークロードでは、より多くのリソースが必要になる場合があります。Red Hat OpenShift Local インスタンスにより多くのリソースを割り当てる方法は、インスタンスの設定 を参照してください。
2.1.1.3. Podman コンテナーランタイムの場合
- 物理 CPU コア 2 個
- 空きメモリー 2 GB
- ストレージ領域の 35 GB
2.1.2. オペレーティングシステム要件
Red Hat OpenShift Local には、サポートされるオペレーティングシステムの最小バージョンが必要です。
2.1.2.1. Microsoft Windows の要件
- Microsoft Windows では、Red Hat OpenShift Local に Windows 10 Fall Creators Update (バージョン 1709) 以降が必要です。Red Hat OpenShift Local は、Microsoft Windows の以前のバージョンでは動作しません。Microsoft Windows 10 Home Edition はサポートされません。
2.1.2.2. MacOS の要件
- MacOS を使用する場合、Red Hat OpenShift Local に MacOS 11 Big Sur 以降が必要です。Red Hat OpenShift Local は、以前のバージョンの MacOS では機能しません。
2.1.2.3. Linux の要件
- Linux では、Red Hat OpenShift Local は Red Hat Enterprise Linux/CentOS 8 および 9 マイナーリリースと安定した Fedora リリースのそれぞれ最新バージョン 2 つのみでサポートされます。
- Red Hat Enterprise Linux を使用する場合は、Red Hat OpenShift Local を実行するマシンが Red Hat カスタマーポータルに登録されている 必要があります。
- Ubuntu 18.04 LTS 以降および Debian 10 以降はサポートされておらず、ホストマシンの手動設定が必要になる場合があります。
- Linux ディストリビューションに必要なパッケージをインストールするには、必要なソフトウェアパッケージ を参照してください。