第2章 既知の問題
Red Hat OpenShift Local 2.23 のユーザーに発生する可能性がある問題、およびこれらの問題の可能な回避策。
2.1. 一般的な問題
すべてのサポート対象プラットフォームに影響する問題。
2.1.1. プロキシー設定が Podman プリセットに不適切に適用されている
crc config set
コマンドを使用して設定されたプロキシー設定は、Podman プリセットが使用されていると、Red Hat OpenShift Local に埋め込まれた podman-remote
バイナリーでは使用されません。
2.1.2. Red Hat OpenShift Local はデフォルトでメトリックを無効にする
Red Hat OpenShift Local が一般的なノートブックで確実に実行できるようにするために、Red Hat OpenShift Local は、Prometheus や関連するすべての監視、アラート、テレメトリー機能など、リソースを大量に消費するサービスを無効にします。これらの機能を有効できます。
手順
- より多くのリソースを割り当てるため のインスタンスの設定を 参照してください。
- 監視の開始 を参照してください。
これらの機能を有効にした後は、監視を無効にできません。
回避策
監視を再度無効にするには、以下を実行します。
仮想マシンを削除します。
$ crc delete
仮想マシンを作成します。
$ crc start
2.1.3. 多くの Operator を有効にすると、デフォルトよりも多くのメモリーが必要になる
crc start
コマンドは、デフォルトで 9 GiB のメモリーを Red Hat OpenShift Local の仮想マシンに割り当てます。多くの Operator を有効にすると、メモリー要件が増加する可能性があります。
回避策
- 追加のメモリーを割り当てるための インスタンスの設定 を参照してください。
2.1.4. 最初の nameserver
が IPv6 の場合は、Red Hat OpenShift Local が機能しない
最初の nameserver
が IPv6 の場合は、Red Hat OpenShift Local 仮想マシンへの DNS 解決が失敗することがあります。
回避策
-n
フラグを使用して、Red Hat OpenShift ローカル仮想マシンを起動する際は、IPv4nameserver
を指定します。$ crc start -n 8.8.8.8
2.1.5. crc setup
を実行すると既知のエラーが発生する場合がある
crc setup
コマンドを実行すると、次のエラーが発生する場合があります。
unable to get verified hash for default bundle: Get "https://developers.redhat.com/content-gateway/file/pub/openshift-v4/clients/crc/bundles/openshift/4.12.13/sha256sum.txt.sig": context deadline exceeded (Client.Timeout exceeded while awaiting headers)
回避策
-
エラーが解決されるまで
crc setup
コマンドを実行してみてください。