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11.6. AWS STS を使用せずに ROSA クラスターの作成

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環境を設定して Red Hat OpenShift Service on AWS (ROSA) をインストールした後に、クラスターを作成します。

このドキュメントでは、ROSA クラスターを設定する方法を説明します。または、AWS PrivateLink を使用して ROSA クラスターを作成できます。

ヒント

AWS Security Token Service (STS) は、セキュリティーが強化されているため、Red Hat OpenShift Service on AWS (ROSA) にクラスターをインストールして操作するのに推奨される認証情報モードです。

11.6.1. クラスターの作成

ROSA CLI (rosa) を使用して Red Hat OpenShift Service on AWS (ROSA) クラスターを作成できます。

前提条件

Red Hat OpenShift Service on AWS がインストールされている。

注記

現時点で、AWS 共有 VPC は ROSA インストールではサポートされていません。

手順

  1. デフォルト設定を使用するか、対話モードでカスタム設定を指定してクラスターを作成できます。クラスターの作成時に他のオプションを表示するには、rosa create cluster --help コマンドを入力します。

    クラスターの作成には最長で 40 分かかる場合があります。

    注記

    実稼働環境のワークロードには、複数のアベイラビリティーゾーン (AZ) の使用が推奨されます。デフォルトは単一のアベイラビリティーゾーンです。--help を使用してこのオプションを手動で設定する方法の例を確認するか、この設定に関するプロンプトを表示する対話モードを使用します。

    • デフォルトのクラスター設定でクラスターを作成するには、以下を実行します。

      $ rosa create cluster --cluster-name=<cluster_name>

      出力例

      I: Creating cluster with identifier '1de87g7c30g75qechgh7l5b2bha6r04e' and name 'rh-rosa-test-cluster1'
      I: To view list of clusters and their status, run `rosa list clusters`
      I: Cluster 'rh-rosa-test-cluster1' has been created.
      I: Once the cluster is 'Ready' you will need to add an Identity Provider and define the list of cluster administrators. See `rosa create idp --help` and `rosa create user --help` for more information.
      I: To determine when your cluster is Ready, run `rosa describe cluster rh-rosa-test-cluster1`.

    • 対話式プロンプトを使用してクラスターを作成するには、以下を実行します。

      $ rosa create cluster --interactive
    • ネットワーク IP 範囲を設定するには、以下のデフォルト範囲を使用できます。manual モードを使用する場合の詳細は、rosa create cluster --help | grep cidr コマンドを使用します。対話モードでは、設定の入力を求めるプロンプトが出されます。

      • ノード CIDR: 10.0.0.0/16
      • Service CIDR: 172.30.0.0/16
      • Pod CIDR: 10.128.0.0/14
  2. 以下のコマンドを実行して Pod のステータスを確認します。クラスターの作成時に、出力の State フィールドは pending から installing に移行し、最終的に ready に移行します。

    $ rosa describe cluster --cluster=<cluster_name>

    出力例

    Name: rh-rosa-test-cluster1
    OpenShift Version: 4.6.8
    DNS: *.example.com
    ID: uniqueidnumber
    External ID: uniqueexternalidnumber
    AWS Account: 123456789101
    API URL: https://api.rh-rosa-test-cluster1.example.org:6443
    Console URL: https://console-openshift-console.apps.rh-rosa-test-cluster1.example.or
    Nodes: Master: 3, Infra: 2, Compute: 2
    Region: us-west-2
    Multi-AZ: false
    State: ready
    Channel Group: stable
    Private: No
    Created: Jan 15 2021 16:30:55 UTC
    Details Page: https://console.redhat.com/examplename/details/idnumber

    注記

    インストールが失敗した場合や、40 分後に State フィールドが ready に変わらない場合は、インストールのトラブルシューティングに関するドキュメントで詳細を確認してください。

  3. OpenShift インストーラーログを監視して、クラスター作成の進捗を追跡します。

    $ rosa logs install --cluster=<cluster_name> --watch

11.6.2. 次のステップ

アイデンティティープロバイダーの設定

11.6.3. 関連情報

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