検索

11.5. Red Hat OpenShift Service on AWS (ROSA) CLI (rosa) のインストール

download PDF

AWS アカウントを設定したら、Red Hat OpenShift Service on AWS (ROSA) CLI (rosa) をインストールし、設定します。

ヒント

AWS Security Token Service (STS) は、セキュリティーが強化されているため、Red Hat OpenShift Service on AWS (ROSA) にクラスターをインストールして操作するのに推奨される認証情報モードです。

11.5.1. ROSA CLI のインストールと設定

Red Hat OpenShift Service on AWS (ROSA) CLI (rosa) をインストールし、設定します。OpenShift CLI (oc) をインストールし、ROSA CLI (rosa) を使用して、必要な AWS リソースクォータが利用可能かどうかを確認することもできます。

前提条件

  • AWS の前提条件および ROSA ポリシーを確認し、完了している。
  • Red Hat アカウント がない場合は作成している。次に、確認リンクに関するメールを確認する。ROSA をインストールするには認証情報が必要です。
  • AWS アカウントを設定し、AWS アカウントに ROSA サービスを有効にしている。

手順

  1. Red Hat OpenShift Service on AWS コマンドラインインターフェイス (CLI) の rosa をインストールします。

    1. お使いのオペレーティングシステム用の ROSA CLI の 最新リリース をダウンロードします。
    2. オプション: rosa にダウンロードした実行可能ファイルの名前を変更します。このドキュメントでは、rosa を使用して実行可能ファイルを参照します。
    3. オプション: rosa をパスに追加します。

      $ mv rosa /usr/local/bin/rosa

    4. 以下のコマンドを実行して、インストールを確認します。

      $ rosa

      出力例

      Command line tool for Red Hat OpenShift Service on AWS.
      For further documentation visit https://access.redhat.com/documentation/ja-jp/red_hat_openshift_service_on_aws
      
      Usage:
        rosa [command]
      
      Available Commands:
        completion  Generates completion scripts
        create      Create a resource from stdin
        delete      Delete a specific resource
        describe    Show details of a specific resource
        download    Download necessary tools for using your cluster
        edit        Edit a specific resource
        grant       Grant role to a specific resource
        help        Help about any command
        init        Applies templates to support Red Hat OpenShift Service on AWS
        install     Installs a resource into a cluster
        link        Link a ocm/user role from stdin
        list        List all resources of a specific type
        login       Log in to your Red Hat account
        logout      Log out
        logs        Show installation or uninstallation logs for a cluster
        revoke      Revoke role from a specific resource
        uninstall   Uninstalls a resource from a cluster
        unlink      UnLink a ocm/user role from stdin
        upgrade     Upgrade a resource
        verify      Verify resources are configured correctly for cluster install
        version     Prints the version of the tool
        whoami      Displays user account information
      
      Flags:
            --color string   Surround certain characters with escape sequences to display them in color on the terminal. Allowed options are [auto never always] (default "auto")
            --debug          Enable debug mode.
        -h, --help           help for rosa
      
      Use "rosa [command] --help" for more information about a command.

    5. オプション: ROSA CLI のコマンド補完スクリプトを生成します。以下の例では、Linux マシン用の Bash 補完スクリプトを生成します。

      $ rosa completion bash | sudo tee /etc/bash_completion.d/rosa
    6. オプション: 既存のターミナルから ROSA CLI のコマンド補完を有効にします。次の例では、Linux マシン上の既存のターミナルで rosa の Bash 補完を有効にします。

      $ source /etc/bash_completion.d/rosa
  2. rosa で Red Hat アカウントにログインします。

    1. 以下のコマンドを入力します。

      $ rosa login
    2. <my_offline_access_token> をトークンに置き換えます。

      出力例

      To login to your Red Hat account, get an offline access token at https://console.redhat.com/openshift/token/rosa
      ? Copy the token and paste it here: <my-offline-access-token>

      出力例

      I: Logged in as 'rh-rosa-user' on 'https://api.openshift.com'

  3. 以下のコマンドを実行して、AWS アカウントに必要なパーミッションがあることを確認します。

    $ rosa verify permissions

    出力例

    I: Validating SCP policies...
    I: AWS SCP policies ok

    注記

    このコマンドは、AWS Security Token Service(STS) を使用しない ROSA クラスターに対してのみパーミッションを検証します。

  4. AWS アカウントに、Red Hat OpenShift Service on AWS クラスターにデプロイするのに必要なクォータがあることを確認します。

    $ rosa verify quota --region=us-west-2

    出力例

    I: Validating AWS quota...
    I: AWS quota ok

    注記

    AWS クォータはリージョンによって異なる場合があります。エラーが発生した場合は、別のリージョンを試してください。

    クォータを増やす必要がある場合は、AWS コンソール に移動し、失敗したサービスについてクォータの増加を要求します。

    パーミッションとクォータの両方のチェックにパスしたら、次のステップに進みます。

  5. クラスターデプロイメント用に AWS アカウントを準備します。

    1. 次のコマンドを実行して、Red Hat および AWS 認証情報が正しく設定されていることを確認します。AWS アカウント ID、デフォルトのリージョンおよび ARN が予想される内容と一致していることを確認します。現時点では、OCM で始まる行を安全に無視できます。

      $ rosa whoami

      出力例

      AWS Account ID:               000000000000
      AWS Default Region:           us-east-2
      AWS ARN:                      arn:aws:iam::000000000000:user/hello
      OCM API:                      https://api.openshift.com
      OCM Account ID:               1DzGIdIhqEWyt8UUXQhSoWaaaaa
      OCM Account Name:             Your Name
      OCM Account Username:         you@domain.com
      OCM Account Email:            you@domain.com
      OCM Organization ID:          1HopHfA2hcmhup5gCr2uH5aaaaa
      OCM Organization Name:        Red Hat
      OCM Organization External ID: 0000000

    2. AWS アカウントを初期化します。この手順では、クラスターのデプロイメントおよび管理用に AWS アカウントを準備するために CloudFormation テンプレートを実行します。このステップには通常、完了までに 1 - 2 分の時間がかかります。

      $ rosa init

      出力例

      I: Logged in as 'rh-rosa-user' on 'https://api.openshift.com'
      I: Validating AWS credentials...
      I: AWS credentials are valid!
      I: Validating SCP policies...
      I: AWS SCP policies ok
      I: Validating AWS quota...
      I: AWS quota ok
      I: Ensuring cluster administrator user 'osdCcsAdmin'...
      I: Admin user 'osdCcsAdmin' created successfully!
      I: Verifying whether OpenShift command-line tool is available...
      E: OpenShift command-line tool is not installed.
      Run 'rosa download oc' to download the latest version, then add it to your PATH.

  6. ROSA CLI から OpenShift CLI (oc) をインストールします。

    1. 以下のコマンドを入力して、最新バージョンの oc CLI をダウンロードします。

      $ rosa download oc
    2. oc CLI をダウンロードした後に、これをデプロイメントし、パスに追加します。
    3. 以下のコマンドを実行して、oc CLI が正常にインストールされていることを確認します。

      $ rosa verify oc

ROSA のインストール後に、クラスターを作成する準備が整います。

11.5.2. 次のステップ

11.5.3. 関連情報

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.