11.7. プライベートクラスターの設定
Red Hat OpenShift Service on AWS クラスターをプライベートにし、内部アプリケーションを企業ネットワーク内でホストできるようにします。さらに、プライベートクラスターは、セキュリティーを強化するために内部 API エンドポイントのみを持つように設定できます。
プライバシー設定は、クラスターの作成時またはクラスターの設定後に設定できます。
11.7.1. 新規クラスターでのプライベートクラスターの有効化
新規 Red Hat OpenShift Service on AWS クラスターの作成時にプライベートクラスター設定を有効にすることができます。
プライベートクラスターは AWS セキュリティートークンサービス (STS) と併用できません。ただし、STS は AWS PrivateLink クラスターをサポートします。
前提条件
AWS VPC ピアリング、VPN、DirectConnect、または TransitGateway がプライベートアクセスを許可するよう設定されている。
手順
以下のコマンドを入力して新規プライベートクラスターを作成します。
$ rosa create cluster --cluster-name=<cluster_name> --private
または、各クラスターオプションについて --interactive
を使用してプロンプトを表示します。
11.7.2. 既存クラスターでのプライベートクラスターの有効化
クラスターを作成したら、後でクラスターをプライベートにすることができます。
プライベートクラスターは AWS セキュリティートークンサービス (STS) と併用できません。ただし、STS は AWS PrivateLink クラスターをサポートします。
前提条件
AWS VPC ピアリング、VPN、DirectConnect、または TransitGateway がプライベートアクセスを許可するよう設定されている。
手順
以下のコマンドを実行して、既存のクラスターで --private
オプションを有効にします。
$ rosa edit cluster --cluster=<cluster_name> --private
クラスターをプライベートとパブリックの間で移行するには、完了までに数分の時間がかかる場合があります。