1.5. CLI を使用してクラスターをすばやく作成する
Red Hat OpenShift Service on AWS (ROSA) の CLI (rosa
) を使用して AWS Security Token Service (STS) を使用するクラスターを作成する場合、デフォルトのオプションを選択してクラスターをすばやく作成できます。
前提条件
- STS を使用する ROSA の AWS の前提条件を完了している。
- 利用可能な AWS サービスクォータがある。
- AWS コンソールで ROSA サービスを有効にしている。
-
インストールホストに、最新の ROSA CLI (
rosa
) をインストールして設定している。rosa version
を実行して、現在インストールされている ROSA CLI のバージョンを確認します。新しいバージョンが利用可能な場合、CLI はこのアップグレードをダウンロードするためのリンクを提供します。 - ROSA CLI を使用して Red Hat アカウントにログインしている。
- AWS Elastic Load Balancing (ELB) サービスロールが AWS アカウントに存在することを確認している。
手順
Operator ポリシーを含む、必要なアカウント全体のロールおよびポリシーを作成します。
$ rosa create account-roles --mode auto
注記auto
モードを使用する場合は、任意で-y
引数を指定して対話式プロンプトを回避し、操作を自動的にチェックできます。デフォルト設定を使用して、STS を使用するクラスターを作成します。デフォルトを使用する場合は、最新の安定した OpenShift バージョンがインストールされます。
$ rosa create cluster --cluster-name <cluster_name> \ 1 --sts --mode auto 2
注記クラスター名が 15 文字を超える場合、
*.openshiftapps.com
にプロビジョニングされたクラスターのサブドメインとして自動生成されたドメイン接頭辞が含まれます。サブドメインをカスタマイズするには、
--domain-prefix
フラグを使用します。ドメイン接頭辞は 15 文字を超えてはならず、一意である必要があり、クラスターの作成後に変更できません。クラスターのステータスを確認します。
$ rosa describe cluster --cluster <cluster_name|cluster_id>
以下の
State
フィールドの変更は、クラスターインストールの進捗として出力に表示されます。-
waiting (Waiting for OIDC configuration)
-
pending (Preparing account)
-
installing (DNS setup in progress)
-
installing
ready
注記インストールが失敗した場合や、約 40 分後に
State
フィールドがready
に変わらない場合は、インストールのトラブルシューティングに関するドキュメントで詳細を確認してください。詳細は、インストールのトラブルシューティングを参照してください。Red Hat サポートにサポートを依頼する手順は、Red Hat OpenShift Service on AWS のサポートを受ける を参照してください。
-
OpenShift インストーラーログを監視して、クラスター作成の進捗を追跡します。
$ rosa logs install --cluster <cluster_name|cluster_id> --watch 1
- 1
--watch
フラグを指定して、新規ログメッセージをインストールの進捗として監視します。この引数は任意です。