2.5. Red Hat サポート用のロギングデータの収集
サポートケースを作成する際、ご使用のクラスターのデバッグ情報を Red Hat サポートに提供していただくと Red Hat のサポートに役立ちます。
must-gather
ツール を使用すると、プロジェクトレベルのリソース、クラスターレベルのリソース、および各ロギングコンポーネントの診断情報を収集できます。
迅速なサポートを得るには、Red Hat OpenShift Service on AWS とロギングの両方の診断情報を提供してください。
hack/logging-dump.sh
スクリプトは使用しないでください。このスクリプトはサポートされなくなり、データを収集しません。
2.5.1. must-gather ツールについて
oc adm must-gather
CLI コマンドは、問題のデバッグに必要となる可能性のあるクラスターからの情報を収集します。
ロギングの場合、must-gather
は次の情報を収集します。
- プロジェクトレベルの Pod、config map、サービスアカウント、ロール、ロールバインディングおよびイベントを含むプロジェクトレベルのリソース
- クラスターレベルでのノード、ロール、およびロールバインディングを含むクラスターレベルのリソース
-
ログコレクター、ログストア、およびログビジュアライザーなどの
openshift-logging
およびopenshift-operators-redhat
namespace の OpenShift Logging リソース
oc adm must-gather
を実行すると、新しい Pod がクラスターに作成されます。データは Pod で収集され、must-gather.local
で始まる新規ディレクトリーに保存されます。このディレクトリーは、現行の作業ディレクトリーに作成されます。
2.5.2. ロギングデータの収集
oc adm must-gather
CLI コマンドを使用して、ロギングに関する情報を収集できます。
手順
must-gather
でロギング情報を収集するには、以下を実行します。
-
must-gather
情報を保存する必要のあるディレクトリーに移動します。 ログイメージに対して
oc adm must-gather
コマンドを実行します。$ oc adm must-gather --image=$(oc -n openshift-logging get deployment.apps/cluster-logging-operator -o jsonpath='{.spec.template.spec.containers[?(@.name == "cluster-logging-operator")].image}')
must-gather
ツールは、現行ディレクトリー内のmust-gather.local
で始まる新規ディレクトリーを作成します。例:must-gather.local.4157245944708210408
作成された
must-gather
ディレクトリーから圧縮ファイルを作成します。たとえば、Linux オペレーティングシステムを使用するコンピューターで以下のコマンドを実行します。$ tar -cvaf must-gather.tar.gz must-gather.local.4157245944708210408
- 圧縮ファイルを Red Hat カスタマーポータル で作成したサポートケースに添付します。