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第7章 CIDR 範囲の定義

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次の CIDR 範囲には、重複しない範囲を指定する必要があります。

注記

クラスターの作成後にマシンの CIDR 範囲を変更することはできません。

サブネット CIDR 範囲を指定するときは、サブネット CIDR 範囲が定義済みの Machine CIDR 内にあることを確認してください。クラスターがホストされているプラットフォームに応じて、サブネット CIDR 範囲ですべての対象ワークロードに十分な IP アドレスが許可されていることを確認する必要があります。

重要

Red Hat OpenShift Service on AWS 4.14 以降のバージョンのデフォルトネットワークプロバイダーである OVN-Kubernetes は、内部的に IP アドレス範囲 (100.64.0.0/16169.254.169.0/29100.88.0.0/16fd98::/64fd69::/125、および fd97::/64) を使用します。クラスターで OVN-Kubernetes を使用する場合は、クラスターまたはインフラストラクチャー内の他の CIDR 定義にこれらの IP アドレス範囲を含めないでください。

Red Hat OpenShift Service on AWS 4.17 以降のバージョンでは、クラスターはデフォルトのマスカレードサブネットとして、IPv4 の場合は 169.254.0.0/17、IPv6 の場合は fd69::/112 を使用します。ユーザーはこれらの範囲も回避する必要があります。アップグレードされたクラスターの場合は、デフォルトのマスカレードサブネットに変更がありません。

7.1. Machine CIDR

マシンの Classless Inter-Domain Routing (CIDR) フィールドでは、マシンまたはクラスターノードの IP アドレス範囲を指定する必要があります。この範囲には、仮想プライベートクラウド (VPC) サブネットのすべての CIDR アドレス範囲が含まれている必要があります。サブネットは連続している必要があります。単一のアベイラビリティーゾーンデプロイメントでは、サブネット接頭辞 /25 を使用した 128 アドレスの最小 IP アドレス範囲がサポートされます。サブネット接頭辞 /24 を使用する最小アドレス範囲 256 アドレスの範囲は、複数のアベイラビリティーゾーンを使用するデプロイメントでサポートされます。

デフォルトは 10.0.0.0/16 です。この範囲は、接続されているネットワークと競合しないようにする必要があります。

注記

HCP で ROSA を使用する場合、静的 IP アドレス 172.20.0.1 は内部 Kubernetes API アドレス用に予約されています。マシン、Pod、およびサービスの CIDR 範囲は、この IP アドレスと競合してはなりません。

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