2.4.4. Operator Lifecycle Manager の依存関係の解決


ここでは、Red Hat OpenShift Service on AWS における Operator Lifecycle Manager (OLM) を使用した依存関係の解決とカスタムリソース定義 (CRD) のアップグレードライフサイクルの概要を説明します。

2.4.4.1. 依存関係の解決

Operator Lifecycle Manager (OLM) は、実行中の Operators の依存関係の解決とアップグレードのライフサイクルを管理します。多くの場合、OLM が直面する問題は、yumrpm などの他のシステムまたは言語パッケージマネージャーと同様です。

ただし、OLM にはあるものの、通常同様のシステムにはない 1 つの制約があります。Operators は常に実行されており、OLM は相互に機能しない Operators のセットの共存を防ごうとします。

その結果、以下のシナリオで OLM を使用しないでください。

  • 提供できない API を必要とする Operators のセットのインストール
  • Operator と依存関係のあるものに障害を発生させる仕方での Operator の更新

これは、次の 2 種類のデータで可能になります。

プロパティー

Operator に関する型付きのメタデータ。これは、依存関係のリゾルバーで Operator の公開インターフェイスを構成します。例としては、Operator が提供する API の group/version/kind (GVK) や Operator のセマンティックバージョン (semver) などがあります。

制約または依存関係

ターゲットクラスターにすでにインストールされているかどうかに関係なく、他の Operators が満たす必要のある Operator の要件。これらは、使用可能なすべての Operators に対するクエリーまたはフィルターとして機能し、依存関係の解決およびインストール中に選択を制限します。クラスターで特定の API が利用できる状態にする必要がある場合や、特定のバージョンに特定の Operator をインストールする必要がある場合など、例として挙げられます。

OLM は、これらのプロパティーと制約をブール式のシステムに変換して SAT ソルバーに渡します。これは、ブールの充足可能性を確立するプログラムであり、インストールする Operators を決定する作業を行います。

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