1.3. クラスタータブ


アクティブなインストール済みクラスターを選択すると、そのクラスターに関連付けられているタブが表示されます。クラスターのインストールが完了すると、次のタブが表示されます。

  • 概要
  • アクセス制御
  • アドオン
  • クラスターの履歴
  • ネットワーク
  • マシンプール
  • サポート
  • 設定

1.3.1. Overview タブ

Overview タブには、クラスターがどのように設定されたかに関する情報が表示されます。

  • Cluster ID は、作成されたクラスターの一意の ID です。この ID は、コマンドラインからクラスターにコマンドを発行するときに使用できます。
  • Domain prefix は、クラスター全体で使用される接頭辞です。デフォルト値はクラスターの名前です。
  • Type は、クラスターが使用している OpenShift のバージョンを示します。
  • Region はサーバーリージョンです。
  • Availability は、クラスターが使用する可用性ゾーンのタイプ ( シングルゾーンまたはマルチゾーン) を示します。
  • Version は、クラスターにインストールされている OpenShift バージョンです。利用可能な更新がある場合は、このフィールドから更新できます。
  • Created at は、クラスターが作成された日時を示します。
  • Owner は、クラスターを作成したユーザーを識別し、所有者権限を持っています。
  • Delete Protection: <status> は、クラスターの削除保護が有効になっているかどうかを示します。
  • Status には、クラスターの現在のステータスが表示されます。
  • Total vCPU は、このクラスターで使用可能な仮想 CPU の合計を示します。
  • Total memory は、このクラスターで使用可能な合計メモリーを示します。
  • Infrastructure AWS account には、クラスターの作成とメンテナンスを行う AWS アカウントが表示されます。
  • Additional encryption フィールドには、適用可能な追加の暗号化オプションが表示されます。
  • Nodes には、クラスター上の実際のノードと目的のノードが表示されます。これらの数値は、クラスターのスケーリングが原因で一致しない場合があります。
  • Cluster autoscaling フィールドには、クラスターで自動スケーリングが有効になっているかどうかが表示されます。
  • Instance Metadata Service (IMDS) フィールドには、クラスターに選択したインスタンスメタデータサービスが表示されます。
  • Network フィールドには、ネットワーク接続のアドレスと接頭辞が表示されます。
  • OIDC configuration フィールドには、クラスターの Open ID Connect 設定が表示されます。
  • タブの Resource usage セクションには、使用中のリソースがグラフで表示されます。
  • Advisor recommendations セクションでは、セキュリティー、パフォーマンス、可用性、および安定性に関する洞察を提供します。このセクションでは、リモートヘルス機能を使用する必要があります。関連資料 セクションの Insights を使用してクラスターの問題を特定 を参照してください。

1.3.2. アクセス制御タブ

Access control タブを使用すると、クラスターの所有者は ID プロバイダーをセットアップし、昇格されたアクセス許可を付与し、他のユーザーにロールを付与できます。

前提条件

  • クラスターの所有者であるか、クラスターでロールを付与するための適切な権限がある。

手順

  1. Grant role ボタンを選択します。
  2. クラスターでロールを付与するユーザーの Red Hat アカウントログインを入力します。
  3. ダイアログボックスの Grant role ボタンを選択します。
  4. ダイアログボックスが閉じ、選択したユーザーに「クラスターエディター」アクセスが表示されます。

1.3.3. アドオンタブ

Add-ons タブには、クラスターに追加できるすべての任意のアドオンが表示されます。目的のアドオンを選択し、表示されるアドオンの説明の下にある Install を選択します。

1.3.4. クラスターの履歴タブ

Cluster history タブには、各バージョンの作成以降のクラスターへのすべての変更が表示されます。クラスターの履歴の日付範囲を指定し、フィルターを使用して、通知の説明、通知の重大度、通知の種類、通知を記録したロールに基づいて検索できます。クラスターの履歴を JSON または CSV ファイルとしてダウンロードできます。

1.3.5. ネットワークタブ

Networking タブには、コントロールプレーン API エンドポイントおよびデフォルトのアプリケーションルーターがあります。コントロールプレーン API エンドポイントとデフォルトのアプリケーションルーターは、ラベルの下のそれぞれのボックスを選択すると両方ともプライベートにすることができます。該当する場合は、このタブで Virtual Private Cloud (VPC) の詳細も確認できます。

既存のアプリケーションの Ingress を編集するには、Edit application ingress ボタンを選択します。"Make router private" チェックボックスをオンまたはオフにして、アプリケーション Ingress をプライベートまたはパブリックに変更できます。

重要

セキュリティートークンサービス (STS) インストールの場合、これらのオプションは変更できません。STS インストールでは、プライバシーを変更したり、ルーターを追加したりすることもできません。

1.3.6. マシンプールタブ

Machine pools タブでは、使用可能なクォータが十分にある場合、クラスター所有者は新しいマシンプールを作成できます。もしくは、既存のマシンプールを編集できます。

kebab > Edit オプションを選択すると、"Edit machine pool" ダイアログが開きます。このダイアログでは、アベイラビリティーゾーンごとのノード数を変更したり、ノードのラベルと taint を編集したり、関連付けられている AWS セキュリティーグループを表示したりできます。

自動スケーリングストラテジーを指定するには、Edit cluster autoscaling ボタンを選択します。

1.3.7. Support タブ

サポート タブでは、クラスター通知を受け取る必要がある個人の通知連絡先を追加できます。指定するユーザー名または電子メールアドレスは、クラスターがデプロイされている Red Hat 組織のユーザーアカウントに関連付けられている必要があります。通知連絡先を追加する手順については、クラスター通知連絡先の追加 を参照してください。

また、このタブからサポートケースを開いて、クラスターのテクニカルサポートを依頼することもできます。

1.3.8. Settings タブ

Settings タブには、クラスター所有者向けのいくつかのオプションがあります。

  • Monitoring (デフォルトで有効) ユーザー定義のアクションで実行されたレポートが可能になります。モニタリングスタックについて を参照してください。
  • Update strategy を使用すると、クラスターが特定の曜日の指定された時刻に自動的に更新されるかどうか、またはすべての更新が手動でスケジュールされるかどうかを判別できます。
  • Node draining は、更新中に保護されたワークロードが有効となる期間を設定します。この期間が経過すると、ノードは強制的に削除されます。
  • Update status には、現在のバージョンと、利用可能な更新があるかどうかが表示されます。
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