オーバークラウドへの Fernet のデプロイ
Red Hat OpenStack Platform director オーバークラウドへの Fernet のデプロイ
概要
第1章 オーバークラウドへの Fernet のデプロイ リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
本章では、Fernet トークンプロバイダーを使用するためのオーバークラウドの設定方法について説明します。
- 鍵管理: この例には、keystone-manage を使用してオーバークラウドの Fernet 鍵をアンダー上に生成します。これらの鍵は、デフォルトでは UUID トークン形式を使用するように設定されているため、アンダークラウドでは実際には使用されません。本書に記載の手順を実行した後にアンダークラウドが Fernet トークン形式を使用するように設定する場合には、オーバークラウドと同じ鍵を使用することになります (これは、望ましくない場合があります)。
- Swift アーチファクト: この実装には、Heat swift アーチファクトを使用します。これは、Fernet 鍵ディレクトリーのコピーをコントローラーノードのみではなく、デプロイメント内の全ノードに配置します。この結果がデプロイメントの要件を満たすかどうかを検討する必要があります。
1.1. Fernet 鍵の準備 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
本項では、アンダークラウドで Fernet 鍵を生成して swift にアップロードします。
1. アンダークラウドノードで、keystone_manage を使用して Fernet 鍵を生成します。
. ~/stackrc sudo keystone-manage fernet_setup --keystone-user keystone --keystone-group keystone
$ . ~/stackrc
$ sudo keystone-manage fernet_setup --keystone-user keystone --keystone-group keystone
2. Fernet 鍵が含まれた tar ファイルを作成します。
sudo tar -zcf keystone-fernet-keys.tar.gz /etc/keystone/fernet-keys
$ sudo tar -zcf keystone-fernet-keys.tar.gz /etc/keystone/fernet-keys
コントローラーノード内の鍵は手動で変更すべきではありません。全コントローラーノードに全く同じセットの Fernet 鍵がある必要があります。そうでない場合には、1 台のコントローラーで生成されたトークンが別のコントローラーでは受け入れられなくなります。
3. Fernet 鍵を swift のアーチファクトとしてアップロードします。
upload-swift-artifacts -f keystone-fernet-keys.tar.gz
$ upload-swift-artifacts -f keystone-fernet-keys.tar.gz
1.2. オーバークラウドで Fernet を使用するための設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
本項では、keystone が fernet をトークンプロバイダーとして使用するように設定する YAML ファイルを作成します。この設定は、後のステップで既存のオーバークラウドに適用します。
1. 必要な設定を記載した fernet.yaml という名前のファイルを作成します。
parameter_defaults:
controllerExtraConfig:
keystone::token_provider: 'fernet'
parameter_defaults:
controllerExtraConfig:
keystone::token_provider: 'fernet'
2. 前のステップで作成した fernet.yaml ファイルを指定してオーバークラウドをデプロイします。以下に例を示します。
openstack overcloud deploy --templates -e fernet.yaml
openstack overcloud deploy --templates -e fernet.yaml
将来にオーバークラウドを再デプロイする場合にも、必ず fernet.yaml を指定してください。トークンプロバイダーが異なる形式を使用するように再構成されるのを防ぐ必要があります。
このプロセスが完了するには、多少時間がかかる場合があります。
1.3. Fernet デプロイメントの確認 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
オーバークラウドコントローラーの設定をチェックして、プロセスが成功したことを確認します。
1. コントローラーノードの IP アドレスを取得します。
2. コントローラーに SSH 接続します。
ssh heat-admin@192.0.2.16 Last login: Tue Sep 6 00:09:59 2016 from 192.0.2.1
$ ssh heat-admin@192.0.2.16
Last login: Tue Sep 6 00:09:59 2016 from 192.0.2.1
3. トークンドライバーの値とプロバイダーの設定を取得します。
sudo crudini --get /etc/keystone/keystone.conf token driver sql sudo crudini --get /etc/keystone/keystone.conf token provider fernet
$ sudo crudini --get /etc/keystone/keystone.conf token driver
sql
$ sudo crudini --get /etc/keystone/keystone.conf token provider
fernet
4. Fernet プロバイダーをテストします。
結果には、Fernet の長いトークンが含まれているはずです。このトークンは、PKI トークンよりも短くなります。
トークンの署名に使用される鍵がアンダークラウドの swift で使用できるようになりました。この鍵は、新規インストーラーをデプロイする必要がある場合のために swift 内に維持すべきですが、必要な場合には swift コマンドで削除することができます。
swift delete overcloud-artifacts keystone-fernet-keys.tar.gz
swift delete overcloud-artifacts keystone-fernet-keys.tar.gz