3.6. オーバークラウドのアップグレード
3.6.1. 概要とワークフロー リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
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本項では、オーバークラウドのアップグレードに必要な手順を説明します。各セクションを順番に実行し、お使いの環境に関連するセクションのみを適用するようにしてください。
このプロセスには、アップグレードの段階的な方法を提供するために、元の openstack overcloud deploy コマンドを複数回実行する必要があります。コマンドを実行するたびに、既存の環境ファイルと共に異なるアップグレード環境ファイルを指定します。これらの新たなアップグレード環境ファイルは、以下のとおりです。
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major-upgrade-ceilometer-wsgi-mitaka-newton.yaml: OpenStack Telemetry(「Ceilometer」)を WSGI サービスに変換します。 -
major-upgrade-pacemaker-init.yaml: アップグレードの初期化を提供します。これには、オーバークラウドの各ノードで Red Hat OpenStack Platform リポジトリーを更新し、特定のノードに特別なアップグレードスクリプトを提供します。 -
major-upgrade-pacemaker.yaml: コントローラーノードのアップグレードを提供します。 -
(オプション)
major-upgrade-remove-sahara.yaml: オーバークラウドから OpenStack Clustering(sahara)を削除します。これは、OpenStack Platform 9 と 10 の差異に対応します。詳細は、「コントローラーノードのアップグレード」 を参照してください。 -
major-upgrade-pacemaker-converge.yaml: オーバークラウドのアップグレードの最終アップグレードの最終処理。これにより、作成されるアップグレードが director の最新の Heat テンプレートコレクションの内容と一致するように調整されます。 -
major-upgrade-aodh-migration.yaml: OpenStack Telemetry Alarming(aodh)サービスのデータベースを MongoDB から MariaDB に移行する
これらのデプロイメントコマンドの間に、さまざまなノード種別で upgrade-non-controller.sh スクリプトを実行します。このスクリプトは、コントローラー以外のノードでパッケージをアップグレードします。
ワークフロー
オーバークラウドのアップグレードプロセスでは、以下のワークフローを使用します。
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major-upgrade-ceilometer-wsgi-mitaka-newton.yaml環境ファイルを指定してデプロイメントコマンドを実行します。 -
major-upgrade-pacemaker-init.yaml環境ファイルを指定してデプロイメントコマンドを実行します。 -
各 Object Storage ノードで
upgrade-non-controller.shを実行します。 -
major-upgrade-pacemaker.yamlおよびオプションのmajor-upgrade-remove-sahara.yaml環境ファイルを指定してデプロイメントコマンドを実行します。 -
各 Ceph Storage ノードで
upgrade-non-controller.shを実行します。 -
各コンピュートノードで
upgrade-non-controller.shを実行します。 -
major-upgrade-pacemaker-converge.yaml環境ファイルを指定してデプロイメントコマンドを実行します。 -
major-upgrade-aodh-migration.yaml環境ファイルを指定して、デプロイメントコマンドを実行します。