第1章 NFS バックエンドに CephFS を使用した OpenStack Shared File Systems サービス
Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) は、Red Hat Enterprise Linux 上にプライベートまたはパブリックの Infrastructure-as-a-Service (IaaS) クラウドを構築するための基盤を提供します。RHOSP は、クラウド対応のワークロード開発向けのスケーラビリティーおよび耐障害性に優れたプラットフォームです。
NFS バックエンドに Ceph File System (CephFS) を使用した Shared File Systems サービス (manila) により、クラウド管理者はブロックストレージおよびオブジェクトストレージ用と同じ Ceph クラスターを使用して、NFS プロトコルを介したファイル共有を提供することができます。補足情報については、ストレージガイドの Shared File Systems サービス の章を参照してください。
本ガイドでは、NFS バックエンドに CephFS を使用する設定のインストール、設定、デプロイ、およびテストに関する概念および手順について説明します。
NFS バックエンドに Ceph File System (CephFS) を使用した OpenStack Shared File Systems サービス (manila) は、Red Hat OpenStack Platform に耐障害性を持つ NFS 共有サービスを提供します。補足情報については、ストレージガイドの Shared File Systems サービス の章を参照してください。
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CephFS は、高度にスケーラブルな Ceph のオープンソース分散ファイルシステムのコンポーネントで、統一された分散ストレージプラットフォームです。Ceph は、Reliable Autonomic Distributed Object Store (RADOS) を使用してオブジェクトストレージ、ブロックストレージ、およびファイルストレージを実装します。POSIX に対応した CephFS は、Ceph ストレージクラスターへのファイルアクセスを提供します。
Shared File Systems サービスでは、ユーザーは CephFS にファイル共有を作成し、NFS 4.1 を使用して NFS-Ganesha 経由でそのファイル共有にアクセスすることができます。NFS-Ganesha はファイル共有へのアクセスをコントロールし、NFS 4.1 プロトコルを使用してファイル共有をクライアントにエクスポートします。Shared File Systems サービスは、OpenStack 内からこれらのファイル共有のライフサイクルを管理します。NFS バックエンドに CephFS を使用するようにサービスをセットアップした場合には、これらのファイル共有は CephFS クラスターから提供されますが、通常の NFS 共有として作成およびアクセスされます。