2.5. リポジトリーの要件
アンダークラウドおよびオーバークラウドにはいずれも、Red Hat コンテンツ配信ネットワーク (CDN) または Red Hat Satellite Server 5 もしくは Red Hat Satellite Server 6 を使用した Red Hat リポジトリーへのアクセスが必要です。Red Hat Satellite Server を使用する場合は、必要なリポジトリーをお使いの OpenStack Platform 環境に同期する必要があります。以下の CDN チャネル名一覧を参考にしてください。
名前 | リポジトリー | 要件の説明 |
---|---|---|
Red Hat Enterprise Linux 7 Server (RPMs) |
| x86_64 システム用ベースオペレーティングシステムのリポジトリー |
Red Hat Enterprise Linux 7 Server - Extras (RPMs) |
| Red Hat OpenStack Platform の依存関係が含まれます。 |
Red Hat Enterprise Linux 7 Server - RH Common (RPMs) |
| Red Hat OpenStack Platform のデプロイと設定用のツールが含まれます。 |
Red Hat Satellite Tools 6.3 (for RHEL 7 Server) (RPMs) x86_64 |
| Red Hat Satellite Server 6 でのホスト管理ツール。これより新しいバージョンの Satellite Tools リポジトリーを使用すると、アンダークラウドのインストールが失敗する可能性があることに注意してください。 |
Red Hat Enterprise Linux High Availability (for RHEL 7 Server) (RPMs) |
| Red Hat Enterprise Linux の高可用性ツール。コントローラーノードの高可用性に使用します。 |
Red Hat OpenStack Platform 13 for RHEL 7 (RPMs) |
| Red Hat OpenStack Platform のコアリポジトリー。Red Hat OpenStack Platform director のパッケージも含まれます。 |
Red Hat Ceph Storage OSD 3 for Red Hat Enterprise Linux 7 Server (RPMs) |
| (Ceph Storage ノード向け) Ceph Storage Object Storage デーモンのリポジトリー。Ceph Storage ノードにインストールします。 |
Red Hat Ceph Storage MON 3 for Red Hat Enterprise Linux 7 Server (RPMs) |
| (Ceph Storage ノード向け) Ceph Storage Monitor デーモンのリポジトリー。Ceph Storage ノードを使用して OpenStack 環境にあるコントローラーノードにインストールします。 |
Red Hat Ceph Storage Tools 3 for Red Hat Enterprise Linux 7 Server (RPMs) |
| Ceph Storage クラスターと通信するためのノード用のツールを提供します。Ceph Storage クラスターと共にオーバークラウドをデプロイする場合や、オーバークラウドを既存の Ceph Storage クラスターと統合する場合に、すべてのノードでこのリポジトリーを有効にします。 |
Red Hat OpenStack 13 Director Deployment Tools for RHEL 7 (RPMs) |
| (Ceph Storage ノード向け) 現在のバージョンの Red Hat OpenStack Platform director に対応したデプロイメントツールのセットを提供します。アクティブな Red Hat OpenStack Platform サブスクリプションがない Ceph ノードにインストールされます。 |
Enterprise Linux for Real Time for NFV (RHEL 7 Server) (RPMs) |
|
NFV 向けのリアルタイム KVM (RT-KVM) のリポジトリー。リアルタイムカーネルを有効化するためのパッケージが含まれています。このリポジトリーは、RT-KVM 対象の全コンピュートノードで有効化する必要があります。注記: このリポジトリーにアクセスするには、別途 |
Red Hat OpenStack Platform 13 Extended Life Cycle Support for RHEL 7 (RPMs) |
| 2021 年 6 月 26 日に開始した延長ライフサイクルサポートの更新が含まれています。このリポジトリーを利用するには、"Entitlement for OpenStack 13 Platform Extended Life Cycle Support" (MCT3637) が必要です。 |
IBM POWER 用の OpenStack Platform リポジトリー
これらのリポジトリーは、付録G Red Hat OpenStack Platform for POWERで説明する機能に使われます。
名前 | リポジトリー | 要件の説明 |
---|---|---|
Red Hat Enterprise Linux for IBM Power, little endian |
| ppc64le システム用ベースオペレーティングシステムのリポジトリー |
Red Hat OpenStack Platform 13 for RHEL 7 (RPMs) |
| ppc64le システム用 Red Hat OpenStack Platform のコアリポジトリー |
ネットワークがオフラインの Red Hat OpenStack Platform 環境用リポジトリーを設定するには、Red Hat カスタマーポータルで オフライン環境で Red Hat OpenStack Platform Director を設定する のアーティクルを参照してください。