6.14. オーバークラウドのテンプレートおよびプランの検証
オーバークラウドの作成またはスタックの更新を実行する前に、Heat テンプレートと環境ファイルにエラーがないかどうかを検証します。
レンダリングされたテンプレートの作成
オーバークラウドのコア Heat テンプレートは、Jinja2 形式となっています。テンプレートを検証するには、以下のコマンドを使用して Jinja 2 のフォーマットなしでバージョンをレンダリングします。
(undercloud) $ openstack overcloud plan create --templates /usr/share/openstack-tripleo-heat-templates overcloud-validation (undercloud) $ mkdir ~/overcloud-validation (undercloud) $ cd ~/overcloud-validation (undercloud) $ openstack container save overcloud-validation
その後の検証テストには ~/overcloud-validation
のレンダリング済みテンプレートを使用します。
テンプレート構文の検証
以下のコマンドを使用して、テンプレート構文を検証します。
(undercloud) $ openstack orchestration template validate --show-nested --template ~/overcloud-validation/overcloud.yaml -e ~/overcloud-validation/overcloud-resource-registry-puppet.yaml -e [ENVIRONMENT FILE] -e [ENVIRONMENT FILE]
検証には、overcloud-resource-registry-puppet.yaml
の環境ファイルにオーバークラウド固有のリソースを含める必要があります。環境ファイルをさらに追加するには、このコマンドに -e
オプションを使用してください。また、--show-nested
オプションを追加して、ネストされたテンプレートからパラメーターを解決します。
このコマンドは、テンプレート内の構文エラーを特定します。テンプレートの構文の検証が正常に行われた場合には、出力には、作成されるオーバークラウドのテンプレートのプレビューが表示されます。