5.16. ネットワークインターフェイスのテンプレートを新しい構造に変換する方法
以前は、ネットワークインターフェイスの構造は OS::Heat::StructuredConfig
リソースを使用してインターフェイスを設定していました。
resources: OsNetConfigImpl: type: OS::Heat::StructuredConfig properties: group: os-apply-config config: os_net_config: network_config: [NETWORK INTERFACE CONFIGURATION HERE]
テンプレートは現在、OS::Heat::SoftwareConfig
リソースを設定に使用しています。
resources: OsNetConfigImpl: type: OS::Heat::SoftwareConfig properties: group: script config: str_replace: template: get_file: /usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/network/scripts/run-os-net-config.sh params: $network_config: network_config: [NETWORK INTERFACE CONFIGURATION HERE]
この設定では、$network_config
変数に保管されているインターフェイスの設定を取得して、それを run-os-net-config.sh
スクリプトの一部として挿入します。
ネットワークインターフェイスのテンプレートがこの新しい構造を使用するように更新して、ネットワークインターフェイスのテンプレートが引き続き構文を順守していることを必ず確認する必要があります。この操作を実行しないと、Fast Forward Upgrade のプロセスでエラーが発生する可能性があります。
director の Heat テンプレートコレクションには、お使いのテンプレートをこの新しい形式に変換するためのスクリプトが含まれています。このスクリプトは、/usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/tools/yaml-nic-config-2-script.py
にあります。使用方法の例を以下に示します。
$ /usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/tools/yaml-nic-config-2-script.py \ --script-dir /usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/network/scripts \ [NIC TEMPLATE] [NIC TEMPLATE] ...
このスクリプトを使用する場合には、テンプレートにコメント化された行が含まれていないことを確認します。コメント化された行があると、古いテンプレート構造の解析時にエラーが発生する可能性があります。
詳細は、ネットワーク分離 を参照してください。