2.13. NFV 対応環境の更新の最終処理
お使いの環境でネットワーク機能仮想化 (NFV) が有効化されている場合には、アンダークラウドとオーバークラウドを更新した後に、以下のステップを実行する必要があります。
手順
既存の OVS-DPDK インスタンスを移行して、OVS ポートで vhost ソケットモードが dkdpvhostuser
から dkdpvhostuserclient
に変わることを確認します。既存のインスタンスのスナップショットを作成して、そのスナップショットイメージをベースに新規インスタンスを再ビルドすることを推奨します。インスタンスのスナップショットに関する詳細は、インスタンスのスナップショットの管理 を参照してください。
インスタンスのスナップショットを作成して、そのスナップショットから新規インスタンスを起動するには、以下の手順を実行します。
オーバークラウドのアクセス情報を読み込みます。
$ source ~/overcloudrc
スナップショットを作成するインスタンスのサーバー ID を確認します。
$ openstack server list
スナップショットを作成する前に、元のインスタンスをシャットダウンして、全データがディスクにフラッシュされるようにしてください。
$ openstack server stop SERVER_ID
インスタンスのスナップショットイメージを作成します。
$ openstack image create --id SERVER_ID SNAPSHOT_NAME
このスナップショットイメージで新規インスタンスを起動します。
$ openstack server create --flavor DPDK_FLAVOR --nic net-id=DPDK_NET_ID--image SNAPSHOT_NAME INSTANCE_NAME
オプションとして、新規インスタンスのステータスが
ACTIVE
であることを確認します。$ openstack server list
スナップショットを作成する必要のある全インスタンスでこの手順を繰り返してから、再起動します。