5.8. コンポーザブルネットワーク
Red Hat OpenStack Platform の今回のバージョンでは、コンポーザブルネットワーク向けの新機能が導入されています。カスタムの roles_data ファイルを使用する場合には、ファイルを編集して、コンポーザブルネットワークを各ロールに追加します。コントローラーノードの場合の例を以下に示します。
その他の構文例については、デフォルトの /usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/roles_data.yaml ファイルを確認してください。また、ロールの例のスニペットについては、/usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/roles を確認してください。
カスタムのスタンドアロンロールとコンポーザブルネットワークの対応表を以下に示します。
| ロール | 必要なネットワーク |
|---|---|
| Ceph Storage Monitor |
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| Ceph Storage OSD |
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| Ceph Storage RadosGW |
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| Cinder API |
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| Compute |
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| Controller |
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| Database |
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| Glance |
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| Heat |
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| Horizon |
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| Ironic | 必要なネットワークはなし。API には、プロビジョニング/コントロールプレーンネットワークを使用。 |
| Keystone |
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| Load Balancer |
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| Manila |
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| Message Bus |
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| Networker |
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| Neutron API |
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| Nova |
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| OpenDaylight |
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| Redis |
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| Sahara |
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| Swift API |
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| Swift Storage |
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| Telemetry |
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以前のバージョンでは、*NetName パラメーター (例: InternalApiNetName) によってデフォルトのネットワークの名前が変更されていました。このパラメーターはサポートされなくなりました。カスタムのコンポーザブルネットワークファイルを使用してください。詳しい情報は、オーバークラウドの高度なカスタマイズの カスタムコンポーザブルネットワーク を参照してください。