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2.2. 既存の Ceph Storage クラスターの設定

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  1. お使いの環境に適した Ceph クラスターに以下のプールを作成します。

    • volumes: OpenStack Block Storage (cinder) のストレージ
    • images: OpenStack Image Storage (glance) のストレージ
    • vms: インスタンスのストレージ
    • backups: OpenStack Block Storage Backup (cinder-backup) のストレージ
    • metrics: OpenStack Telemetry Metrics (gnocchi) のストレージ

      以下のコマンドは指針として使用してください。

      [root@ceph ~]# ceph osd pool create volumes PGNUM
      [root@ceph ~]# ceph osd pool create images PGNUM
      [root@ceph ~]# ceph osd pool create vms PGNUM
      [root@ceph ~]# ceph osd pool create backups PGNUM
      [root@ceph ~]# ceph osd pool create metrics PGNUM

      PGNUM配置グループ の数に置き換えます。1 OSD につき 100 程度を推奨します。たとえば、OSD の合計数を 100 で乗算して、レプリカ数で除算します (osd pool default size)。適切な値を判断するには Ceph Placement Groups (PGs) per Pool Calculator を使用することを推奨します。

  2. 以下の機能を指定して client.openstack ユーザーを Ceph クラスターに作成します。

    • cap_mgr: “allow *"
    • cap_mon: profile rbd
    • cap_osd: profile rbd pool=volumes, profile rbd pool=vms, profile rbd pool=images, profile rbd pool=backups, profile rbd pool=metrics

      以下のコマンドは指針として使用してください。

      [root@ceph ~]# ceph auth add client.openstack mgr 'allow *' mon 'profile rbd' osd 'profile rbd pool=volumes, profile rbd pool=vms, profile rbd pool=images, profile rbd pool=backups, profile rbd pool=metrics'
  3. client.openstack ユーザー向けに作成された Ceph クライアントキーをメモします。

    [root@ceph ~]# ceph auth list
    ...
    [client.openstack]
    	key = AQC+vYNXgDAgAhAAc8UoYt+OTz5uhV7ItLdwUw==
    	caps mgr = "allow *"
    	caps mon = "profile rbd"
    	caps osd = "profile rbd pool=volumes, profile rbd pool=vms, profile rbd pool=images, profile rbd pool=backups, profile rbd pool=metrics"
    ...

    この例の key 値 (AQC+vYNXgDAgAhAAc8UoYt+OTz5uhV7ItLdwUw==) は Ceph クライアントキーです。

  4. Ceph Storage クラスターの ファイルシステム ID をメモします。この値は、クラスターの設定ファイルにある fsid の設定で指定されています ([global] のセクション下)。

    [global]
    fsid = 4b5c8c0a-ff60-454b-a1b4-9747aa737d19
    ...
    注記

    Ceph Storage クラスターの設定ファイルに関する詳しい情報は、Red Hat Ceph Storage Configuration GuideConfiguration Reference を参照してください。

Ceph クライアントキーおよびファイルシステム ID はいずれも、後ほど3章既存 Ceph クラスターとの統合で使用します。

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