第4章 OpenStack Integration Test Suite の設定
4.1. ワークスペースの作成
ターゲットデプロイメントの認証情報を読み込みます。
ターゲットがアンダークラウドにある場合は、source コマンドでアンダークラウドの認証情報を読み込みます。
# source stackrc
ターゲットがオーバークラウドにある場合、source コマンドでオーバークラウドの認証情報を読み込みます。
# source overcloudrc
tempest
を初期化します。# tempest init mytempest # cd mytempest
このコマンドは、
mytempest
という名前の tempest ワークスペースを作成します。以下のコマンドを実行して、既存のワークスペースの一覧を表示します。
# tempest workspace list
etc/tempest.conf
ファイルを生成します。# discover-tempest-config --deployer-input ~/tempest-deployer-input.conf \ --debug --create --network-id <UUID>
UUID
を外部ネットワークの UUID に置き換えます。discover-tempest-config
コマンドで追加するオプションの詳細は、discover-tempest-config --help
を実行します。たとえば、--image
オプションを使用して、使用するイメージを定義します。--image
オプションを使用してイメージを解凍した場合は、割り当てられたイメージに適したフレーバーを作成する必要がある場合があります。discover-tempest-config
、m1.nano および m1.micro で作成されたデフォルトのフレーバーは、イメージに小さすぎる可能性があります。フレーバーを作成したら、tempest.conf
の flavor_ref およびflavor_
ID を追加する必要があります。ref
_alt にフレーバーdiscover-tempest-config
は、以前はconfig_tempest.py
と呼ばれ、同じパラメーターを取ります。これは、openstack-tempest
の依存関係としてインストールされるpython-tempestconf
によって提供されます。
アンダークラウドの etc/tempest.conf
ファイルを生成するには、tempest-deployer-input.conf
ファイルのリージョン名がアンダークラウドデプロイメントの名前と同じであることを確認します。これらの名前が一致しない場合は、tempest-deployer-input.conf
ファイルのリージョン名を更新して、アンダークラウドのリージョン名と一致するように更新します。
アンダークラウドのリージョン名を検証するには、以下のコマンドを実行します。
$ source stackrc $ openstack region list
オーバークラウドのリージョン名を検証するには、以下のコマンドを実行します。
$ source overcloudrc $ openstack region list