3.2. Initrd: 最初の ramdisk の変更


場合によっては、最初の ramdisk を変更する必要がある可能性があります。たとえば、イントロスペクションまたはプロビジョニングプロセス中にノードをブートする際には、特定のドライバーを利用できるようにする必要がある場合があります。オーバークラウドにおいては、これには以下の ramdisk のいずれかが含まれます。

  • イントロスペクション ramdisk: ironic-python-agent.initramfs
  • プロビジョニング ramdisk: overcloud-full.initrd

以下の手順では、例として ironic-python-agent.initramfs ramdisk に追加の RPM パッケージを追加します。

手順

  1. root ユーザーとしてログインして、ramdisk の一時ディレクトリーを作成します。

    # mkdir ~/ipa-tmp
    # cd ~/ipa-tmp
  2. skipcpiocpio コマンドを使用して、一時ディレクトリーに ramdisk を展開します。

    # /usr/lib/dracut/skipcpio ~/images/ironic-python-agent.initramfs | zcat | cpio -ivd | pax -r
  3. 展開したコンテンツに RPM パッケージをインストールします。

    # rpm2cpio ~/RPMs/python-proliantutils-2.1.7-1.el7ost.noarch.rpm | pax -r
  4. 新しい ramdisk を再作成します。

    # find . 2>/dev/null | cpio --quiet -c -o | gzip -8  > /home/stack/images/ironic-python-agent.initramfs
    # chown stack: /home/stack/images/ironic-python-agent.initramfs
  5. ramdisk に新しいパッケージが存在することを確認します。

    # lsinitrd /home/stack/images/ironic-python-agent.initramfs | grep proliant
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