第6章 ドメインの管理
Identity サービス (keystone) ドメインは、keystone で作成可能な追加の名前空間です。keystone ドメインは、ユーザー、グループ、プロジェクトの分割に使用できます。そのように分離されたドメインは、異なる LDAP または Active Directory 環境でユーザーを認証するために設定することも可能です。詳しい情報は、『Identity サービスとの統合』を参照してください。
Identity サービスには、Default という名前のドメインが組み込まれています。このドメインは、サービスアカウント専用に確保し、ユーザーアカウント用には別のドメインを作成することを推奨します。
6.1. ドメイン一覧の表示 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
openstack domain list でドメインの一覧を表示することができます。以下に例を示します。
このコマンドが利用できない場合には、コマンドラインセッションで keystone v3 が有効化されているかどうかを確認してください。
6.2. 新規ドメインの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
openstack domain create を使用して新規ドメインを作成することができます。以下に例を示します。
6.3. ドメインの詳細情報の表示 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
openstack domain show でドメインの詳細情報を表示することができます。以下に例を示します。
6.4. ドメインの無効化 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
--disableでドメインを無効にすることができます。以下に例を示します。openstack domain set TestDomain --disable
$ openstack domain set TestDomain --disableCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ドメインが無効化されたことを確認します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 必要な場合には、ドメインを再度有効化することができます。
openstack domain set TestDomain --enable
$ openstack domain set TestDomain --enableCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow