第16章 既存デプロイメントの TLS を使用するデプロイメントへの変換
既存のオーバークラウドおよびアンダークラウドエンドポイントを、TLS 暗号化を使用するように設定することができます。この方法では、novajoin
を使用してデプロイメントを Red Hat Identity Management(IdM)と統合し、DNS、Kerberos、および certmonger へのアクセスが可能になります。それぞれのオーバークラウドノードは、certmonger クライアントを使用して各サービスの証明書を取得します。
TLS についての詳細は、『 Security and Hardening Guide 』を参照してください。
16.1. 要件
- 既存の IdM デプロイメントが必要です。また、OpenStack デプロイメントに DNS サービスを提供する必要もあります。
- 既存のデプロイメントは、パブリックエンドポイントに FQDN を使用している必要があります。デフォルトの設定では、IP アドレスベースのエンドポイントが使用されている可能性があり、したがって IP アドレスベースの証明書が生成されます。以下の手順に進む前に、これを FQDN に変更する必要があります。
重要
この手順の実施中、オーバークラウドおよびアンダークラウドのサービスが利用できなくなります。