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3.2.2. 増分バックアップの実行

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デフォルトでは、cinder backup-create はボリュームのフルバックアップを作成します。ただし、ボリュームに既存のバックアップがある場合には、増分バックアップの作成を選択することができます。

増分バックアップは、NFS、オブジェクトストレージ (swift)、および Red Hat Ceph ストレージバックアップリポジトリーで完全にサポートされています。

増分バックアップは、最後の完全バックアップまたは増分バックアップ以降のボリュームへの変更をキャプチャーします。ボリュームのサイズは時間とともに増加するため、ボリュームの多数の定期的なフルバックアップの実行はリソースの集中的なものになる可能性があります。増分バックアップを使用すると、ボリュームへの定期的な変更をキャプチャーして、リソースの使用を最小限にとどめることができます。

手順

  • 増分バックアップを作成するには、--incremental オプションを使用します。

    # cinder backup-create <VOLUME> --incremental

    <VOLUME> を、バックアップする ボリュームの ID または 表示名 に置き換えます。

注記

増分バックアップがすでに作成されている場合には、完全バックアップを削除することはできません。さらに、完全バックアップに複数の増分バックアップがある場合、削除できるのは最新のバックアップのみになります。

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