第5章 Ceph Storage クラスターのカスタマイズ
コンテナー化された Ceph Storage をデプロイするには、オーバークラウドのデプロイメント時に /usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/environments/ceph-ansible/ceph-ansible.yaml ファイルを追加します。この環境ファイルは、以下のリソースも定義します。
CephAnsibleDisksConfig- このリソースにより、Ceph Storage ノードのディスクレイアウトをマッピングします。詳細は、「「Ceph Storage ノードのディスクレイアウトのマッピング」」を参照してください。
CephConfigOverrides- このリソースにより、その他すべてのカスタム設定を Ceph クラスターに適用します。
これらのリソースを使用して、director がコンテナー化された Ceph Storage に設定するすべてのデフォルトを上書きします。
/usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/environments/ceph-ansible/ceph-ansible.yaml 環境ファイルは、ceph-ansible パッケージが提供する Playbook を使用します。したがって、まずこのパッケージをアンダークラウドにインストールする必要があります。
$ sudo dnf install ceph-ansible
Ceph クラスターをカスタマイズするには、新しい環境ファイル(例: /home/stack/templates/ceph-config.yaml )でカスタムのパラメーターを定義します。ご自分の環境ファイルの parameter_defaults セクションで以下の構文を使用して、Ceph クラスターのグローバル設定を自由に適用することができます。
parameter_defaults:
CephConfigOverrides:
KEY:VALUE
KEY および VALUE を適用する Ceph クラスター設定に置き換えてください。たとえば、以下のスニペットについて考えてみましょう。
parameter_defaults:
CephConfigOverrides:
max_open_files: 131072
この設定は、Ceph クラスターの設定ファイルで定義された以下のような設定となります。
[global]
max_open_files: 131072
サポートされるパラメーターについての詳しい情報は、『 Red Hat Ceph Storage Configuration Guide 』を参照してください。
CephConfigOverrides パラメーターは、ceph.conf ファイルの [global] セクションにしか適用されません。CephConfigOverrides パラメーターを使用して、[osd] セクション等の他のセクションに変更を加えることはできません。
ceph-ansible ツールには group_vars ディレクトリーがあり、これを使用してさまざまな Ceph パラメーターを設定することができます。詳細は、『インストール ガイド 』の「Red Hat Ceph Storage クラスター のインストール 」を参照してください。
director の変数デフォルトを変更するには、CephAnsibleExtraConfig パラメーターを使用して heat 環境ファイルの新しい値を渡します。たとえば、ceph-ansible のグループ変数 journal_size を 40960 に設定するには、journal_size を以下のように定義した環境ファイルを作成します。
parameter_defaults:
CephAnsibleExtraConfig:
journal_size: 40960
ceph-ansible のグループ変数を変更するには、オーバーライドパラメーターを使用します。アンダークラウドの /usr/share/ceph-ansible ディレクトリーのグループ変数を直接編集しないでください。
5.1. Ceph Storage を使用する Red Hat OpenStack Platform 向けの Ceph コンテナー リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
OpenStack Platform が Ceph を使用するように設定するには、Ceph コンテナーが必要です。これは、外部の Ceph クラスターの場合でも同じです。Red Hat Enterprise Linux 8 と互換性を持たせるには、OpenStack Platform 15 には Red Hat Ceph Storage 4 が必要です。Ceph Storage 4 コンテナーは、registry.redhat.io (認証が必要なレジストリー) でホストされます。
「 Container image preparation parameters 」で説明されているように、heat 環境パラメーター ContainerImageRegistryCredentials を使用して registry.redhat.io で認証することができます。