4.5. アンダークラウドへの hieradata の設定
director に Puppet hieradata を設定して、サービスに対して利用可能な undercloud.conf
パラメーター以外のカスタム設定を行うことができます。この機能を使用するには、以下の手順を実施します。
手順
-
hieradata オーバーライドファイルを作成します (例:
/home/stack/hieradata.yaml
)。 カスタマイズした hieradata をファイルに追加します。たとえば、Compute (nova) サービスのパラメーター
force_raw_images
をデフォルト値の「True」から「False」に変更するには、以下の設定を追加します。nova::compute::force_raw_images: False
設定するパラメーターに Puppet 実装がない場合には、以下の手段によりパラメーターを設定します。
nova::config::nova_config: DEFAULT/<parameter_name>: value: <parameter_value>
以下に例を示します。
nova::config::nova_config: DEFAULT/network_allocate_retries: value: 20 ironic/serial_console_state_timeout: value: 15
undercloud.conf
で、hieradata_override
パラメーターを hieradata ファイルのパスに設定します。hieradata_override = /home/stack/hieradata.yaml