6.2. ノードのハードウェアの検査
director は各ノードでイントロスペクションプロセスを実行することができます。以下の手順では、PXE を通じて各ノードでイントロスペクションエージェントをブートします。イントロスペクションエージェントは、ノードからハードウェアのデータを収集して、director に送り返します。次に director は、director 上で実行中の OpenStack Object Storage (swift) サービスにこのイントロスペクションデータを保管します。director は、プロファイルのタグ付け、ベンチマーキング、ルートディスクの手動割り当てなど、さまざまな目的でハードウェア情報を使用します。
手順
以下のコマンドを実行して、各ノードのハードウェア属性を検証します。
(undercloud) $ openstack overcloud node introspect --all-manageable --provide
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--all-manageable
オプションは、管理状態のノードのみをイントロスペクションします。ここでは、すべてのノードが管理状態にあります。 -
--provide
オプションは、イントロスペクション後に全ノードをavailable
の状態にします。
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別のターミナルウィンドウで以下のコマンドを使用してイントロスペクションの進捗状況をモニタリングします。
(undercloud) $ sudo tail -f /var/log/containers/ironic-inspector/ironic-inspector.log
重要このプロセスを必ず完了させてください。ベアメタルの場合には、通常 15 分ほどかかります。
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イントロスペクション完了後には、すべてのノードが
available
の状態に変わります。