19.7. イメージサイズの変更
変更後のパーティショニングスキーマの合計は、デフォルトのディスクサイズ (20 GB) を超える可能性があります。そのような場合には、イメージサイズを変更しなければならない場合があります。イメージサイズを変更するには、イメージを作成する設定ファイルを編集します。
/usr/share/openstack-tripleo-common/image-yaml/overcloud-hardened-images-python3.yaml
のコピーを作成します。
# cp /usr/share/openstack-tripleo-common/image-yaml/overcloud-hardened-images-python3.yaml \ /home/stack/overcloud-hardened-images-python3-custom.yaml
設定ファイルで DIB_IMAGE_SIZE
を編集して、必要な値に調整します。
...
environment:
DIB_PYTHON_VERSION: '3'
DIB_MODPROBE_BLACKLIST: 'usb-storage cramfs freevxfs jffs2 hfs hfsplus squashfs udf vfat bluetooth'
DIB_BOOTLOADER_DEFAULT_CMDLINE: 'nofb nomodeset vga=normal console=tty0 console=ttyS0,115200 audit=1 nousb'
DIB_IMAGE_SIZE: '40' 1
COMPRESS_IMAGE: '1'
- 1
- この値は、新しいディスクサイズの合計に応じて調整してください。
このファイルを保存します。
オーバークラウドをデプロイする際に、director はオーバークラウドイメージの RAW バージョンを作成します。これは、アンダークラウドに、その RAW イメージを収容するのに十分な空き容量がなければならないことを意味します。たとえば、セキュリティーが強化されたイメージのサイズを 40 GB に設定した場合には、アンダークラウドのハードディスクに 40 GB の空き容量が必要となります。
director が物理ディスクにイメージを書き込む際に、ディスクの最後に 64 MB のコンフィグドライブ一次パーティションが作成されます。完全なディスクイメージを作成する場合には、物理ディスクをこの追加パーティションを収容することのできるサイズにしてください。