18.2. ポリシーファイルの例


適用するイントロスペクションルールを記載した JSON ファイル (rules.json) の例を以下に示します。

[
  {
    "description": "Fail introspection for unexpected nodes",
    "conditions": [
      {
        "op": "lt",
        "field": "memory_mb",
        "value": 4096
      }
    ],
    "actions": [
      {
        "action": "fail",
        "message": "Memory too low, expected at least 4 GiB"
      }
    ]
  },
  {
    "description": "Assign profile for object storage",
    "conditions": [
      {
        "op": "ge",
        "field": "local_gb",
        "value": 1024
      }
    ],
    "actions": [
      {
        "action": "set-capability",
        "name": "profile",
        "value": "swift-storage"
      }
    ]
  },
  {
    "description": "Assign possible profiles for compute and controller",
    "conditions": [
      {
        "op": "lt",
        "field": "local_gb",
        "value": 1024
      },
      {
        "op": "ge",
        "field": "local_gb",
        "value": 40
      }
    ],
    "actions": [
      {
        "action": "set-capability",
        "name": "compute_profile",
        "value": "1"
      },
      {
        "action": "set-capability",
        "name": "control_profile",
        "value": "1"
      },
      {
        "action": "set-capability",
        "name": "profile",
        "value": null
      }
    ]
  }
]

上記の例は、3 つのルールで構成されています。

  • メモリーが 4096 MiB 未満の場合には、イントロスペクションが失敗します。クラウドから特定のノードを除外する場合は、このルール種別を適用することができます。
  • ハードドライブのサイズが 1 TiB 以上のノードの場合は swift-storage プロファイルが無条件で割り当てられます。
  • ハードドライブが 1 TiB 未満だが 40 GiB を超えているノードは、コンピュートノードまたはコントローラーノードのいずれかに割り当てることができます。openstack overcloud profiles match コマンドを使用して後で最終選択できるように、2 つのケイパビリティー (compute_profile および control_profile) を割り当てています。このプロセスが機能するためには、既存のプロファイルケイパビリティーを削除する必要があります。削除しないと、既存のプロファイルケイパビリティーが優先されます。

プロファイルマッチングルールは、他のノードを変更しません。

注記

イントロスペクションルールを使用して profile 機能を割り当てる場合は常に、既存の値よりこの割り当てた値が優先されます。ただし、すでにプロファイルケイパビリティーを持つノードについては、[PROFILE]_profile ケイパビリティーは無視されます。

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.