9.2. 基本的なオーバークラウドフレーバーの作成
本ガイドの検証ステップは、インストール環境にフレーバーが含まれていることを前提としてます。まだ 1 つのフレーバーも作成していない場合には、以下のコマンドを使用して、さまざまなストレージおよび処理能力に対応する基本的なデフォルトフレーバーセットを作成してください。
手順
source コマンドで
overcloudrc
ファイルを読み込みます。$ source ~/overcloudrc
openstack flavor create
コマンドを実行してフレーバーを作成します。以下のオプションにより、各フレーバーのハードウェア要件を指定します。- --disk
- 仮想マシンのボリュームのハードディスク容量を定義します。
- --ram
- 仮想マシンに必要な RAM を定義します。
- --vcpus
- 仮想マシンの仮想 CPU 数を定義します。
デフォルトのオーバークラウドフレーバー作成の例を以下に示します。
$ openstack flavor create m1.tiny --ram 512 --disk 0 --vcpus 1 $ openstack flavor create m1.smaller --ram 1024 --disk 0 --vcpus 1 $ openstack flavor create m1.small --ram 2048 --disk 10 --vcpus 1 $ openstack flavor create m1.medium --ram 3072 --disk 10 --vcpus 2 $ openstack flavor create m1.large --ram 8192 --disk 10 --vcpus 4 $ openstack flavor create m1.xlarge --ram 8192 --disk 10 --vcpus 8
注記
openstack flavor create
コマンドについての詳しい情報は、$ openstack flavor create --help
で確認してください。