23.2. デプロイメントパフォーマンスのチューニング
OpenStack Platform director は、OpenStack Orchestration (heat) を使用してメインのデプロイメントおよびプロビジョニング機能を処理します。heat は一連のワーカーを使用してデプロイメントタスクを実施します。デフォルトのワーカー数を計算するには、director の heat 設定ではアンダークラウドの合計 CPU スレッド数を 2 で割ります。 [2].たとえば、アンダークラウドの CPU のスレッド数が 16 の場合には、デフォルトでは heat は 8 つのワーカーを提供します。デフォルトでは、director の設定に最小および最大のワーカー数も適用されます。
サービス | 最小値 | 最大値 |
---|---|---|
OpenStack Orchestration (heat) | 4 | 24 |
ただし、環境ファイルの HeatWorkers
パラメーターを使用して、手動でワーカー数を設定することができます。
heat-workers.yaml
parameter_defaults: HeatWorkers: 16
undercloud.yaml
custom_env_files: heat-workers.yaml