4.2.5. インスタンスへの admin パスワード挿入
以下の手順に従って、admin
(root
) パスワードを挿入することができます。
/etc/openstack-dashboard/local_settings
ファイルで、change_set_password
パラメーターの値をTrue
に設定します。can_set_password: True
Compute 環境ファイルの
inject_password
パラメーターを「True」に設定します。inject_password=true
Compute サービスを再起動します。
# service nova-compute restart
nova boot
コマンドを使用して、新規インスタンスを起動する際には、コマンドの出力に adminPass
パラメーターが表示されます。このパスワードを使用して、インスタンスに root
ユーザーとしてログインすることができます。
Compute サービスは、/etc/shadow
ファイル内のパスワード値を root
ユーザー用に上書きします。以下の手順は、KVM ゲストイメージの root
アカウントをアクティブ化するのにも使用することが可能です。KVM ゲストイメージの使用方法についての詳しい情報は、「Red Hat OpenStack Platform における KVM ゲストイメージの使用」を参照してください。
Dashboard からカスタムパスワードを設定することも可能です。これを有効にするには、can_set_password
パラメーターを true
に設定した後に、以下のコマンドを実行します。
# systemctl restart httpd.service
新規追加された admin
パスワードフィールドは以下のように表示されます。
上記のフィールドは、インスタンスの起動/再ビルド時に使用することができます。