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9.5. NUMA 対応 vSwitch の設定

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重要

この機能は、本リリースでは テクノロジープレビュー として提供しているため、Red Hat では全面的にはサポートしていません。これは、テスト用途にのみご利用いただく機能で、実稼働環境にデプロイすべきではありません。テクノロジープレビュー機能についての詳しい情報は、「対象範囲の詳細」を参照してください。

NUMA 対応 vSwitch を実装するには、ご自分のハードウェア構成の以下のコンポーネントを確認してください。

  • 物理ネットワークの数
  • PCI カードの配置
  • サーバーの物理アーキテクチャー

PCIe NIC 等のメモリーマップト I/O (MMIO) デバイスは、特定の NUMA ノードに関連付けられます。仮想マシンと NIC が異なる NUMA ノードにあると、パフォーマンスが大幅に低下します。パフォーマンスを向上させるためには、PCIe NIC の配置とインスタンスの処理を同じ NUMA ノードに一致させます。

この機能を使用して、物理ネットワークを共有するインスタンスが同じ NUMA ノードに配置されるようにします。データセンターのハードウェアの最適化するには、複数ネットワーク、異なるネットワーク種別、またはボンディングを使用して、負荷を共有する仮想マシンを活用します。

重要

NUMA ノードの負荷共有およびネットワークアクセスを正しく設計するためには、PCIe スロットと NUMA ノードのマッピングを把握する必要があります。お使いの特定ハードウェアの詳細情報は、ベンダーのドキュメントを参照してください。

複数 NUMA にまたがる設定を防ぐためには、NIC の場所を Nova に提供して、仮想マシンを正しい NUMA ノードに配置します。

前提条件

  • フィルター「NUMATopologyFilter」を有効にしていること

手順

  1. 新たに NeutronPhysnetNUMANodesMapping パラメーターを設定して、物理ネットワークと物理ネットワークに関連付ける NUMA ノードをマッピングします。
  2. VxLAN や GRE 等のトンネルを使用する場合には、NeutronTunnelNUMANodes パラメーターも設定する必要があります。

    parameter_defaults:
      NeutronPhysnetNUMANodesMapping: {<physnet_name>: [<NUMA_NODE>]}
      NeutronTunnelNUMANodes: <NUMA_NODE>,<NUMA_NODE>

2 つの物理ネットワークを NUMA ノード 0 にトンネリングする例を以下に示します。

  • NUMA ノード 0 に関連付けられた 1 つのテナントネットワーク
  • アフィニティーが設定されていない 1 つの管理ネットワーク

    parameter_defaults:
      NeutronBridgeMappings:
        - tenant:br-link0
      NeutronPhysnetNUMANodesMapping: {tenant: [1], mgmt: [0,1]}
      NeutronTunnelNUMANodes: 0

テスト

  • ファイル /var/lib/config-data/puppet-generated/nova_libvirt/etc/nova/nova.conf の設定を確認します。

    [neutron_physnet_tenant]
    numa_nodes=1
    [neutron_tunnel]
    numa_nodes=1
  • lscpu コマンドで新たな設定を確認します。

    $ lscpu
  • NIC が適切なネットワークに接続された仮想マシンを起動します。
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