6.5. SR-IOV 用インスタンスのデプロイ
Red Hat は、ホストアグリゲートを使用して、高パフォーマンスのコンピュートホストを分離することを推奨します。ホストアグリゲートの作成およびスケジューリング用 の関連フレーバーに関する情報は、「ホストアグリゲート の作成」を参照してください。
CPU ピニングされたインスタンスをピニングされていないインスタンスと分けるには、ホストアグリゲートを使用すべきです。CPU ピニングを使用していないインスタンスは、CPU ピニングを使用するインスタンスのリソース要件に対応しません。
Single Root I/O Virtualization(SR-IOV)用インスタンスをデプロイするには、以下の手順を実施します。
フレーバーを作成します。
# openstack flavor create <flavor> --ram <MB> --disk <GB> --vcpus <#>
ネットワークを作成します。
# openstack network create net1 --provider-physical-network tenant --provider-network-type vlan --provider-segment <VLAN-ID> # openstack subnet create subnet1 --network net1 --subnet-range 192.0.2.0/24 --dhcp
ポートを作成します。
SR-IOV Virtual Function (VF) ポートを作成するには、vnic-type に
direct
を使用します。# openstack port create --network net1 --vnic-type direct sriov_port
ハードウェアオフロードを有効にして Virtual Function を作成するには、以下のコマンドを使用します。
# openstack port create --network net1 --vnic-type direct --binding-profile '{"capabilities": ["switchdev"]} sriov_hwoffload_port
SR-IOV PF ポートを作成するには、vnic-type に
direct-physical
を使用します。# openstack port create --network net1 --vnic-type direct-physical sriov_port
インスタンスをデプロイします。
# openstack server create --flavor <flavor> --image <image> --nic port-id=<id> <instance name>