11.4.2.3. 暗号化されたライブマイグレーション
ライブマイグレーションを有効にするのに十分な要件 (アップグレードなど) がある場合、libvirtd はライブマイグレーション用に暗号化されたトンネルを提供できます。ただし、この機能は OpenStack Dashboard または nova-client コマンドで公開されず、libvirtd の手動設定でのみアクセスできます。ライブマイグレーションプロセスは、以下の手順概要に変わります。
- インスタンスデータがハイパーバイザーから libvirtd にコピーされます。
- 移行元ホストと移行先ホストの両方で libvirtd プロセス間で暗号化されたトンネルが作成されます。
- 移行先の libvirtd ホストは、インスタンスを基礎となるハイパーバイザーにコピーして戻します。
注記
Red Hat OpenStack Platform 13 では、推奨されるアプローチはトンネル化された移行を使用することで、ceph をバックエンドとして使用する場合にデフォルトで有効化されます。詳細は、https://docs.openstack.org/nova/queens/configuration/config.html#libvirt.live_migration_tunnelled を参照してください。