6.3. コンポーザブルサービス
6.3.1. ガイドラインおよび制限事項
コンポーザブルノードのアーキテクチャーには、以下のガイドラインおよび制限事項があることに注意してください。
Pacemaker により管理されないサービスの場合:
- スタンドアロンのカスタムロールにサービスを割り当てることができます。
- 初回のデプロイメント後に追加のカスタムロールを作成してそれらをデプロイし、既存のサービスをスケーリングすることができます。
Pacemaker により管理されるサービスの場合:
- スタンドアロンのカスタムロールに Pacemaker の管理対象サービスを割り当てることができます。
-
Pacemaker のノード数の上限は 16 です。Pacemaker サービス (
OS::TripleO::Services::Pacemaker
) を 16 のノードに割り当てた場合には、それ以降のノードは、代わりに Pacemaker Remote サービス (OS::TripleO::Services::PacemakerRemote
) を使用する必要があります。同じロールで Pacemaker サービスと Pacemaker Remote サービスを割り当てることはできません。 -
Pacemaker の管理対象サービスが割り当てられていないロールには、Pacemaker サービス (
OS::TripleO::Services::Pacemaker
) を追加しないでください。 -
OS::TripleO::Services::Pacemaker
またはOS::TripleO::Services::PacemakerRemote
のサービスが含まれているカスタムロールはスケールアップまたはスケールダウンできません。
一般的な制限事項
- メジャーバージョン間のアップグレードプロセス中にカスタムロールとコンポーザブルサービスを変更することはできません。
- オーバクラウドのデプロイ後には、ロールのサービスリストを変更することはできません。オーバークラウドのデプロイ後にサービスリストを変更すると、デプロイでエラーが発生して、ノード上に孤立したサービスが残ってしまう可能性があります。