5.3. Bare Metal Provisioning サービスでのポートグループの設定
ベアメタルノード向けのポートグループ機能は、本リリースでは テクノロジープレビュー として提供しているため、Red Hat では全面的にはサポートしていません。これは、テスト目的にのみご利用いただく機能で、実稼働環境にデプロイすべきではありません。テクノロジープレビュー機能についての詳しい情報は、「対象範囲の詳細」を参照してください。
ポートグループ (ボンディング) の機能により、複数のネットワークインターフェースを単一の「ボンディングされた」インターフェースに統合することができます。ポートグループの設定は常に、個別のポート設定に優先します。
ポートグループに物理ネットワークがある場合には、そのポートグループ内の全ポートに同じ物理ネットワークを使用すべきです。Bare Metal Provisioning サービスは、configdrive
を使用するインスタンスでのポートグループの設定をサポートしています。
Bare Metal Provisioning サービス API バージョン 1.26 は、ポートグループの設定をサポートしています。
5.3.1. スイッチの設定
Bare Metal Provisioning デプロイメントでポートグループを設定するには、スイッチ上でポートグループを手動設定する必要があります。スイッチによって名前が異なる場合があるため、スイッチ上のモードとプロパティーが、ベアメタル側のモードとプロパティーに対応している状態にする必要があります。
iPXE を使用するデプロイメントを起動する必要がある場合、プロビジョニングとクリーニングにはポートグループを使用できません。
ポートグループのフォールバック機能により、接続でエラーが発生した際に、1 つのポートグループ内の全ポートを個々のスイッチポートにフォールバックさせることができます。スイッチがポートグループのフォールバックをサポートしているかどうかに応じて、「--support-standalone-ports」と「--unsupport-standalone-ports」のオプションを使用することができます。