A.4. Integrated Remote Management Controller (iRMC)
富士通の iRMC は、電源管理やサーバー監視などの帯域外 (OOB) リモート管理機能を提供するインターフェースです。Bare Metal サービスノードでこの電源管理タイプを使用するには、このノードに、共有ベアメタルネットワークに接続された iRMC インターフェースが 1 つ必要です。irmc
ドライバーを有効にし、ノードの driver_info
に以下の情報を設定します。
-
irmc_address
: iRMC インターフェースの NIC の IP アドレス -
irmc_username
: iRMC のユーザー名 -
irmc_password
: iRMC のパスワード
IPMI を使用してブートモードを設定する場合、または SCCI を使用してセンサーデータを取得する場合には、追加で以下のステップを完了する必要があります。
ironic.conf でセンサーメソッドを有効にします。
$ openstack-config --set /etc/ironic/ironic.conf \ irmc sensor_method METHOD
METHOD は
scci
またはipmitool
に置き換えます。SCCI を有効にした場合は、python-scciclient パッケージをインストールします。
# dnf install python-scciclient
Bare Metal Conductor サービスを再起動します。
# systemctl restart openstack-ironic-conductor.service
iRMC ドライバーを使用するには、iRMC S4 以降が必要です。