3.3. バックアップのキャンセル
バックアップをキャンセルするには、管理者がバックアップで強制削除を要求する必要があります。
Ceph または RBD のバックエンドを使用する場合は、この操作に対応していません。
手順
以下のコマンドを実行します。
# openstack volume backup delete --force <backup>
キャンセルを完了し、バックアップ一覧にバックアップが表示されなくなった後、バックアップを正常にキャンセルするのに若干の遅延が生じることがあります。バックアップが正常にキャンセルされたことを確認するため、ソースリソースのバックアップステータスが停止します。
Red Hat OpenStack バージョン 12 以前では、スナップショットのバックアップを作成している場合でも、backing-up
の状態はボリュームに保存されていました。したがって、スナップショットのバックアップを作成する際に、スナップショットに対して削除操作を行ってからキャンセルした場合に、スナップショットが依然としてマッピングされているとエラーが発生することがありました。Red Hat OpenStack Platform バージョン 13 以降では、対応しているバックアップドライバーのいずれかで、継続中の復元操作をキャンセルできます。