1.3. クラウドストレージとローカルストレージ
Google Cloud Storage ドライバーは、Block Storage バックアップサービスで対応している唯一のクラウドドライバーです。デフォルトでは、Google Cloud Storage ドライバーは、このタイプのバックアップに、最も低コストのストレージソリューションである Nearline を使用します。
パフォーマンスを最適化するようにバックアップサービスを設定します。たとえば、ヨーロッパからバックアップを作成する場合は、バックアップリージョンをヨーロッパに変更します。バックアップリージョンをデフォルトの US から変更しないと、2 つのリージョン間の地理的な距離が原因で、パフォーマンスが低下する場合があります。
Google Cloud Storage には、付録A Google Cloud Storage の設定 セクションで説明されている特殊な設定が必要です。
次の表は、状況に基づくクラウドストレージとローカルストレージの利点と制限を一覧表示します。
状況 | クラウドストレージ | ローカルストレージ |
---|---|---|
オフサイトバックアップ | クラウドストレージは別の会社のデータセンターにあるため、自動的にオフサイトになります。多くの場所からデータにアクセスできます。リモートコピーは、障害復旧に使用できます。 | 追加の計画と費用が必要。 |
ハードウェア制御 | 別のサービスの利用可能性と専門知識に依存します。 | ストレージハードウェアを完全に制御できる。管理および専門知識が必要。 |
コストに関する考慮事項 | ベンダーから使用するサービスに応じて異なる価格ポリシーまたは層。 | 必要に応じてハードウェアを追加することは、既知のコストとなります。 |
ネットワーク速度とデータアクセス | 全体的なデータアクセスは低速で、インターネットアクセスが必要です。速度とレイテンシーは複数の要因により異なります。 | データへのアクセスは速く、即座に行われます。インターネットアクセスは必要ありません。 |