4.11. アンダークラウドのコンテナーレジストリー


Red Hat Enterprise Linux 8.1 には、Docker Registry v2 をインストールするための docker-distribution パッケージが含まれなくなりました。互換性および同じ機能レベルを維持するために、director のインストールでは Apache Web サーバーおよび image-serve という仮想ホストが作成され、これによりレジストリーが提供されます。このレジストリーでも、SSL を無効にしたポート 8787/TCP が使用されます。Apache ベースのレジストリーはコンテナー化されていません。したがって、以下のコマンドを実行してレジストリーを再起動する必要があります。

$ sudo systemctl restart httpd

コンテナーレジストリーのログは、以下の場所に保存されます。

  • /var/log/httpd/image_serve_access.log
  • /var/log/httpd/image_serve_error.log.

イメージのコンテンツは、/var/lib/image-serve から提供されます。この場所では、レジストリー REST API のプル機能を実装するために、特定のディレクトリーレイアウトおよび apache 設定が使用されています。

Apache ベースのレジストリーでは、podman push コマンドも buildah push コマンドもサポートされません。つまり、従来の方法を使用してコンテナーイメージをプッシュすることはできません。デプロイ中にイメージを変更するには、ContainerImagePrepare パラメーターなどのコンテナー準備ワークフローを使用します。コンテナーイメージを管理するには、コンテナー管理コマンドを使用します。

sudo openstack tripleo container image list
レジストリーに保存されているすべてのイメージを一覧表示します。
sudo openstack tripleo container image show
レジストリーの特定イメージのメタデータを表示します。
sudo openstack tripleo container image push
イメージをリモートレジストリーからアンダークラウドレジストリーにプッシュします。
sudo openstack tripleo container image delete
レジストリーからイメージを削除します。
注記

すべてのコンテナーイメージ管理コマンドを sudo レベルの権限で実行する必要があります。

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