2.5. 仮想化のサポート


Red Hat は、以下のプラットフォームでのみ仮想アンダークラウドをサポートします。

プラットフォーム説明

Kernel-based Virtual Machine (KVM)

認定済みのハイパーバイザーとしてリストされている Red Hat Enterprise Linux 8 でホストされていること

Red Hat Virtualization

認定済みのハイパーバイザーとしてリストされている Red Hat Virtualization 4.x でホストされていること

Microsoft Hyper-V

Red Hat Customer Portal Certification Catalogue に記載の Hyper-V のバージョンでホストされていること

VMware ESX および ESXi

Red Hat Customer Portal Certification Catalogue に記載の ESX および ESXi のバージョンでホストされていること

重要

Red Hat OpenStack Platform director には、ホストオペレーティングシステムとして、最新バージョンの Red Hat Enterprise Linux 8 がインストールされている必要があります。このため、仮想化プラットフォームは下層の Red Hat Enterprise Linux バージョンもサポートする必要があります。

仮想マシンの要件

仮想アンダークラウドのリソース要件は、ベアメタルのアンダークラウドの要件と似ています。ネットワークモデル、ゲスト CPU 機能、ストレージのバックエンド、ストレージのフォーマット、キャッシュモードなどプロビジョニングの際には、さまざまなチューニングオプションを考慮する必要があります。

ネットワークの考慮事項

仮想アンダークラウドの場合は、以下にあげるネットワークの考慮事項に注意してください。

電源管理
アンダークラウドの仮想マシンには、オーバークラウドのノードにある電源管理のデバイスへのアクセスが必要です。これには、ノードの登録の際に、pm_addr パラメーターに IP アドレスを設定してください。
プロビジョニングネットワーク
プロビジョニング (ctlplane) ネットワークに使用する NIC には、オーバークラウドのベアメタルノードの NIC に対する DHCP 要求をブロードキャストして、対応する機能が必要です。仮想マシンの NIC をベアメタルの NIC と同じネットワークに接続するブリッジを作成することを推奨します。
注記

一般的に、ハイパーバイザーのテクノロジーにより、アンダークラウドが不明なアドレスのトラフィックを伝送できない場合に問題が発生します。Red Hat Enterprise Virtualization を使用する場合には、anti-mac-spoofing を無効にしてこれを回避してください。VMware ESX または ESXi を使用している場合は、偽装転送を承諾してこれを回避します。これらの設定を適用したら、director 仮想マシンの電源を一旦オフにしてから再投入する必要があります。仮想マシンをリブートするだけでは不十分です。

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.