7.3. データベースノードの整合性の確認
Galera クラスターの問題を特定のノードに切り分けることができれば、特定の wsrep
データベース変数がそのノードの特定の問題を示している可能性があります。
手順
次のコマンドを実行し、VARIABLE
を確認する wsrep
データベース変数に置き換えます。
$ sudo podman exec galera-bundle-podman-0 sudo mysql -B --password="[MYSQL-HIERA-PASSWORD]" -e "SHOW GLOBAL STATUS LIKE 'VARIABLE';"
以下の表には、ノードの整合性を確認するのに使用できる wsrep
データベース変数をまとめています。
変数 | 概要 | 説明 |
---|---|---|
| ノードがクエリーを受け入れる能力 |
ノードがクラスターから Write Set を受け入れることができるかどうかを示します。その場合には、 |
| ノードのネットワーク接続性 |
ノードがネットワーク上の他のノードに接続できるかどうかを示します。その場合には、 |
| ノードの状態 |
ノードの状態の概要を示します。ノードがクラスターに書き込み可能であれば、
ノードが稼働していないコンポーネントの一部の場合には、 |
-
ノードがクラスター内のノードのサブセットにしか接続されている場合でも、
wsrep_connected
の値はON
になります。たとえば、クラスターのパーティションの場合には、そのノードは、クラスターに書き込みができないコンポーネントの一部となっている可能性があります。クラスターの整合性の確認に関する詳細は、「データベースクラスターの整合性の確認」を参照してください。 -
wsrep_connected
値がOFF
の場合、ノードはどのクラスターコンポーネントにも接続されていません。