5.4. フェンシングパラメーター
オーバークラウドにフェンシングをデプロイする際には、フェンシングを設定するのに必要なパラメーターを定義して fencing.yaml
ファイルを生成します。フェンシングのデプロイおよびテストについての詳細は、「オーバークラウドでのフェンシングのデプロイとテスト」を参照してください。
fencing.yaml
環境ファイルの構成例を以下に示します。
parameter_defaults: EnableFencing: true FencingConfig: devices: - agent: fence_ipmilan host_mac: 11:11:11:11:11:11 params: ipaddr: 10.0.0.101 lanplus: true login: admin passwd: InsertComplexPasswordHere pcmk_host_list: host04 privlvl: administrator
このファイルには以下のパラメーターが含まれます。
- EnableFencing
- Pacemaker の管理するノードのフェンシング機能を有効にします。
- FencingConfig
フェンシングデバイスおよび各デバイスのパラメーターを一覧表示します。
-
agent
: フェンシングエージェント名。Red Hat OpenStack Platform でサポートされるのは、IPMI 用のfence_ipmilan
だけです。 -
host_mac
: フェンスデバイスの一意の ID。 -
params
: フェンスデバイスパラメーターの一覧。
-
- フェンシングデバイスのパラメーター
-
auth
: IPMI 認証種別 (md5
、password
、または none) -
ipaddr
: IPMI IP アドレス -
ipport
: IPMI ポート -
login
: IPMI デバイス用のユーザー名 -
passwd
: IPMI デバイス用のパスワード -
lanplus
: lanplus を使用して、接続のセキュリティーを向上させます。 -
privlvl
: IPMI デバイスの権限レベル -
pcmk_host_list
: Pacemaker ホストの一覧
-