4.7.3. レスキューモードでのインスタンスの起動
デフォルトのイメージではなく、特定のイメージを使用してインスタンスをレスキューする必要があるため、
--image
パラメーターを使用します。# nova rescue --image IMAGE_ID VIRTUAL_MACHINE_ID
IMAGE_ID は使用するイメージ ID に、VIRTUAL_MACHINE_ID はレスキューする仮想マシンの ID に置き換えます。
注記nova rescue
コマンドを使用すると、インスタンスでソフトシャットダウンを実行することができます。これにより、ゲストオペレーティングシステムは、インスタンスの電源をオフにする前に、制御されたシャットダウンを実行することができます。シャットダウンの動作は、Compute 設定ファイルのshutdown_timeout
を使用して設定されます。この値は、ゲストオペレーティングシステムが完全にシャットダウンするまでの合計時間 (秒単位) を指定します。デフォルトのタイムアウトは 60 秒です。このタイムアウト値は、
os_shutdown_timeout
でイメージ毎に上書きすることが可能です。これは、異なるタイプのオペレーティングシステムでクリーンにシャットダウンするために必要な時間を指定するイメージのメタデータ設定です。- 仮想マシンを再起動します。
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nova list
コマンドまたは Dashboard を使用して、コントローラーノード上で仮想マシンのステータスが RESCUE であることを確認します。 - レスキューモード用のパスワードを使用して、新しい仮想マシンのダッシュボードにログインします。
これで、インスタンスに必要な変更を加えて、問題を修正できる状態となりました。