6.7. アベイラビリティーゾーンの設定
インスタンスの作成および移行時に各セル内のコンピュートノードを維持するには、そのセルをアベイラビリティーゾーン (AZ) に割り当てる必要があります。コントローラーセルは、コンピュートセルの AZ とは別の AZ に属している必要があります。
ホストアグリゲートを使用して、コンピュートセル用の AZ を設定することができます。セル cell1
のホストアグリゲートを作成し、ホストアグリゲートに AZ を定義し、セル内のホストを AZ に追加するコマンド例を以下に示します。
(undercloud)$ source ~/overcloudrc (overcloud)$ openstack aggregate create cell1 --zone cell1 (overcloud)$ openstack aggregate add host cell1 hostA (overcloud)$ openstack aggregate add host cell1 hostB
注記
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この段階ではセルが作成されていないため、
OS::TripleO::Services::NovaAZConfig
パラメーターを使用してデプロイメント時に AZ を自動的に作成することはできません。 - セル間でのインスタンの移行はサポートされていません。インスタンスを別のセルに移動するには、インスタンスを古いセルから削除し、新しいセルに作成し直す必要があります。
ホストアグリゲートおよびアベイラビリティーゾーンについての全般的な情報は、「ホストアグリゲートの管理」を参照してください。