第4章 Telemetry サービスを使用した容量のメータリング
OpenStack Telemetry サービスには、請求、チャージバック、およびショウバックの目的に使用できる使用状況のメトリックが用意されています。このようなメトリックデータをサードパーティーアプリケーションで処理してクラスター容量の計画を作成したり、OpenStack heat を使用した仮想インスタンスの自動スケーリングに活用したりすることもできます。詳細は、「 Auto Scaling for Instances 」を参照してください。
モニタリングおよびアラーム用に、ceilometer と gnocchi の組み合わせを使用することができます。この構成は小規模のクラスターでサポートされ、既知の制限が存在します。リアルタイムモニタリング用に、Red Hat OpenStack Platform にはメトリックデータを提供するエージェントが同梱されており、このデータを別のモニタリングインフラストラクチャーおよびアプリケーションで処理することができます。詳細は、「 監視ツールの設定 」を参照してください。
4.1. 計測値の表示
特定リソースの計測値をすべて一覧表示します。
# openstack metric measures show --resource-id UUID METER_NAME
タイムスタンプの範囲内の特定リソースの計測値だけを一覧表示します。
# openstack metric measures show --aggregation mean --start <START_TIME> --stop <STOP_TIME> --resource-id UUID METER_NAME
タイムスタンプの変数 <START_TIME> および <STOP_TIME> の形式は、iso-dateThh:mm:ss です。