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3.2. 標準外のネットワークトポロジーへのデプロイメント

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ノードがデフォルトの InternalApi ネットワークとは別のネットワーク上にある場合は、AMQ Interconnect がデータを Service Telemetry Framework (STF) サーバーインスタンスに転送できるように、設定の調整を行う必要があります。このシナリオはスピンリーフや DCN トポロジーで典型的です。DCN 設定についての詳しい情報は、『 スパイン/リーフ型ネットワーク 』を参照してください。

Red Hat OpenStack Platform 16.0 で STF を使用し、Ceph、Block、または Object Storage ノードを監視する予定の場合には、スパイン/リーフ型および DCN ネットワーク構成に加える設定変更と同様の設定を変更する必要があります。Ceph ノードを監視するには、CephStorageExtraConfig パラメーターを使用して、AMQ Interconnect および collectd 設定ファイルに読み込むネットワークインターフェースを定義します。

  CephStorageExtraConfig:
      tripleo::profile::base::metrics::collectd::amqp_host: "%{hiera('storage')}"
      tripleo::profile::base::metrics::qdr::listener_addr: "%{hiera('storage')}"
      tripleo::profile::base::ceilometer::agent::notification::notifier_host_addr: "%{hiera('storage')}"

同様に、環境が Block および Object Storage ロールを使用する場合は、BlockStorageExtraConfig および ObjectStorageExtraConfig パラメーターを指定する必要があります。

スパイン/リーフ型トポロジーのデプロイメントには、ロールとネットワークを作成し、それらのネットワークを利用可能なロールに割り当てます。Red Hat OpenStack Platform デプロイメントで STF のデータ収集およびトランスポートを設定する場合には、ロールのデフォルトのネットワークは InternalApi になります。Ceph、ブロックおよびオブジェクトストレージロールの場合には、デフォルトのネットワークは Storage です。スパイン/リーフ型構成により、異なるネットワークが異なるリーフグループに割り当てられ、その名前は通常一意となるので、Red Hat OpenStack Platform 環境ファイルの parameter_defaults セクションで追加の設定が必要になります。

手順

  1. Leaf ロールごとにどのネットワークが利用できるかを記録します。ネットワーク名の定義例は、『 スパイン/リーフ型ネットワーク』 の「ネットワークデータファイルの作成 」を参照し てください。Leaf グループ(ロール)の作成およびそれらのグループへのネットワークの割り当てに関する詳細は、『 スパイン/リーフ型ネットワーク』 の「ロールデータファイルの作成 」を参照して ください。
  2. 各 Leaf ロールの ExtraConfig セクションに以下の設定例を追加します。以下の例では、internal_api_subnet はネットワーク定義の name_lower パラメーターで定義した値 (Leaf 0 の名前に _subnet が追加されている) で、ComputeLeaf0 leaf ロールの接続先のネットワークです。この場合、ネットワーク識別の 0 は、Leaf 0 の Compute ロールに対応し、デフォルトの内部 API ネットワーク名とは異なる値を表しています。

    ComputeLeaf0 leaf ロールには、hiera ルックアップを実行して collectd AMQP ホストパラメーターに割り当てるネットワークインターフェースを決定するために、追加の設定を指定します。AMQ Interconnect のリスナーアドレスパラメーターについても同様の設定を行います。

    ComputeLeaf0ExtraConfig:
    ›   tripleo::profile::base::metrics::collectd::amqp_host: "%{hiera('internal_api_subnet')}"
    ›   tripleo::profile::base::metrics::qdr::listener_addr: "%{hiera('internal_api_subnet')}"

    通常、追加のリーフロールは _subnet_leafN に置き換えます。N はリーフの一意のインデントを表します。

    ComputeLeaf1ExtraConfig:
    ›   tripleo::profile::base::metrics::collectd::amqp_host: "%{hiera('internal_api_leaf1')}"
    ›   tripleo::profile::base::metrics::qdr::listener_addr: "%{hiera('internal_api_leaf1')}"

    この設定例は、Ceph Storage の Leaf ロール上のものです。

    CephStorageLeaf0ExtraConfig:
    ›   tripleo::profile::base::metrics::collectd::amqp_host: "%{hiera('storage_subnet')}"
    ›   tripleo::profile::base::metrics::qdr::listener_addr: "%{hiera('storage_subnet')}"
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